【恋する母たち×MOTHERS編集部】仲里依紗×小脇美里 スペシャル対談
TBS金曜ドラマ『恋する母たち』×MOTHERS編集部のタイアップが決定! このドラマの中で、セレブ妻・蒲原まりを演じる仲里依紗さんと、MOTHERS編集部 編集長・小脇美里のスペシャル対談が実現しました。ドラマ第1話放送前に、制作発表の様子とスペシャル対談をお届けします。
『恋する母たち』制作発表
10月17日に行われた制作発表には、“恋する母たち”を演じる、木村佳乃さん、吉田羊さん、仲里依紗さん、また、それぞれの息子役を演じる奥平大兼さん、宮世琉弥さん、藤原大祐さんが登場。
『恋する母たち』は、息子を名門私立高校に息子を通わせる3人の母たちが、誰にも言えない秘密や悩みを抱える中で、その心の隙間に入りこんだ夫以外の男性と誰にも言えない恋に落ちていくストーリー。母として、女性として……。彼女たちはどう生きていく選択をするのか。
TBS連続ドラマの主演が19年ぶりとなる木村佳乃さんは、『恋する母たち』の漫画のファンだったということで、今回のオファーをとても嬉しく思ったそう。セレブ妻、キャリアウーマンは演じたことがあったが、今回演じる石渡杏は、これまでに演じたことのない役どころ。その役について、「とても新鮮な気持ちで挑戦できている」と語った。また、「“怒りとか悲しみが性欲に変わる瞬間があるんだよ”というセリフがあるんですが、そのセリフがすごく深くて、考えさせられるセリフだと思った」と劇中の自身のセリフについて語る場面も。
キャリアウーマン林優子を演じる吉田羊さんは、「優子さんは、家にいるよりも仕事のほうが落ち着くという人。自分の母性に確信が持てないという部分は、実生活で結婚、子どもがいない私には共感できる」と、演じる役に共感できる部分について語った。今回、優子の夫で、売れない小説家・シゲオ役を演じる矢作兼については、「演技がすごくいいんです」と大絶賛。夫婦仲が良いという林家にも注目したい。
弁護士の夫を持つセレブ妻、蒲原まりを演じる仲里依紗さんは、「18歳の息子がいる役も、3人の子どもがいる母親を演じるのも初めての経験。息子を怒るシーンでは、自分の息子が大きくなったたきのことを想像しながら演じた」と、これまでにはない役を演じる中での秘話を語った。また、18日に31歳の誕生日を迎える仲里依紗のためにサプライスバースデーケーキが登場し、キャストたちからの祝福を喜んでいた。
仲里依紗×編集長小脇 スペシャル対談
制作発表後に行われた、仲里依紗さんと小脇美里のスペシャル対談。『恋する母たち』で演じる蒲原まりいう役について、また、一児の母として、妻としての日々について聞きました。
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今回、仲里依紗さんが演じる蒲原まりは、法律事務所の代表である夫と、3人の子どもたちとタワーマンションに住むセレブ妻。一見幸せそうに見えるまりだが、実は、人には言えない悩みを抱えている……。そんな、まりを演じる中で感じたこと、共感できる部分は?
「まりちゃんは、女性としてはすごく羨ましい立場にいると思うんです。何不自由ないように見える。でも夫が浮気しているなど、心にポソっと穴が空いているんですよね。そこがすごく切ない部分でもあるし、難しい部分でもあって。まりは、みんなの前では明るくハッピーな感じでいるんだけど、家に帰ればママとしてしっかり家庭のことをこなしているんです。そういうところが、私がしっかりしているという訳ではないんですが……演じていて私と同じ匂いを感じますね」
まりさんの底抜けな明るさと、仲さんの周りをハッピーにするパワーは共通していますよね。
妻であり、母である立場で夫以外の人と恋に落ちる女性を演じることについてどう感じているのでしょうか。
「まりちゃんは見かけは派手にみられがちなんですが、実は今まで子育て一本でやってきて、まさにプロフェッショナルママ!って感じで。とても真面目な人。でも、丸太郎と出会って、ちょっと浮ついた気持ちが出てきてしまうんですよね。いけない恋だけど、まりちゃんはそれもポジティブに楽しんでいるというか……なので、二人の恋愛にはキュンキュンしてしまう部分もあります」
“母たちの恋”をテーマにしている『恋する母たち』。母として、日常ではもちろんできない禁断の恋ではありますが、3人の母たちの恋について仲さんの想いは?
「もちろんこのドラマに描かれている恋は許されないことではありますが。3人それぞれの恋愛にキュンキュンポイントがあるんですよ。危ない恋の仕方だけど、それぞれ味が違うというか。それぞれの恋模様をフルコースで味わえるドラマなので、全ての恋にキュンとして、ドキドキできるだろうし、私だったら……あの人タイプかな? というような疑似体験も楽しめると思います。男性キャストもすごく色っぽいので、その視点でも楽しめると思います」
憧れの夫婦として注目されている仲さんの、夫婦円満の秘訣についても聞いてみました。
「本当に意識してなくて、自然でこうなっているんですよね〜。しいて言うなら、良い意味で、相手に興味を持たないこと。気にしだすと束縛になっちゃったりしますよね。良い意味でお互いに自分の人生をとっても楽しんでいる。話も合うし、ほっとするし、親友みたいな存在だし、もちろん夫婦だし……。干渉しすぎず、求めすぎず、楽しく過ごすことが夫婦円満の秘訣です! あとは、すごく夫がマメなんですよね。細かくいろんなことを報告してくれたり(笑)。そのおかげもありますね。」
現在、小学校1年生の男の子のママでもある仲さん。母としての悩みはありますか?
「息子が今年、小学校1年生になったんですけど、運動会もないし入学式もできていないから、1年生らしいことができていないんじゃないかなという気持ちがあって不安ですね。最近は、宿題がはじまったのにランドセル空っぽで帰ってくることがあるんですよ!! なので、今後忘れ物をしないとか、自分で自立してやれるのか?? ということが心配(笑)」。
お子さんのことを語るときには、母の顔になる仲さん。そんな仲さんが、母として心がけていることは?
「どうしてもママって人と比べてしまうことが多いと思うんですよね。だからまずは、ママが自分のことを好きになること。自分が一番良いんだ! という信じる気持ち、誇りがあれば、ダメージが少なくなる。人は人、自分は自分だし、私は、私のやり方で生きやすい生活スタイル、子育てスタイルを作っていくようにしています」
そんな仲さんの等身大の姿に勇気づけられるママが多いと思います。
MOTHERS編集部では、女性の精神的・経済的自立についても発信しています。
ドラマでもその部分が描かれていますが、仲さんご自身のお考えは?
「私の場合、自分の趣味や興味があることが仕事につながっているので、この環境にとても感謝しています。私の妹は、それこそまりちゃんみたいに専業主婦として旦那さんを支えているタイプで。それももちろんいいし、ドラマに出てくるシゲオさんのような、専業主夫という家庭だってもっと増えていくだろうし。いろんな夫婦の形、働く形があっていいんじゃないかなって。今は少しづつですが、そういう時代になってきていますよね。」
仕事と子育ての両立について、仲さん流のルールとは?
「ママは一人でがんばるものって思っている人がまだたくさんいますよね。でもね、人それぞれの考え方があっていいと思うんです。まずはいろんな考えがあるということを認めることがすごく大切で。いろんな人の意見を聞いたり、自分で経験してみたり、便利なものは試してみたり。だって一人で全部やることなんてキツイですから。私は、ママたちは一人でがんばらなくていいと思います!」
MOTHERS編集部の読者へ一言!
「最近、本当に大変なことが多い日々ですよね。
そんな中だからこそ、自分を信じて、自分を大好きになって、人生を歩んで欲しい!
そしてママには、息抜きが必要です。『恋する母たち』をみて、明日もママを頑張ろう! というパワーになったら嬉しいなって思います。」
妻として、母として、女性として、常に仲さんが輝いているのは「自分を信じる」というぶれない想いがあるからなんですね!
そんな仲里依紗さんが出演する『恋する母たち』でも、母として、女性としての様々な生き方が描かれます。新時代を生き抜く全ての人たちに見てほしいラブストーリーです。
文 上原かほり
■ 金曜ドラマ「恋する母たち」
TBS系 2020年10月23日(金)スタート
毎週金曜 22:00~22:54 ※初回は15分拡大
(c)柴門ふみ/小学館 (c)TBS/TBSスパークル