2023.11.16
【イベントレポート】「子育てするなら江戸川区」江戸川区長とのトークステージにMOTHERS編集部 編集長 小脇美里が登壇!
清々しい秋晴れの中、2023年10月28日(土)に葛西臨海公園 汐風の広場にて、「SDGs FES in EDOGAWA supported by TGC」が開催されました。
ファミリー層から注目を浴びている江戸川区の斉藤猛区長と我らがMOTHERS編集部の編集長 小脇美里が、トークステージで対談をするということで、小学校2年生の次男を連れてイベントに参加してきました。今回はその様子をレポートします!
江戸川区がSDGsの中でも身近で簡単に取り組める行動としてまとめた「SDGsえどがわ10の⾏動」というものがあります。⾃然に楽しみながら学ぶことができる様々な体験型ブースがたくさん用意されていて、親子ともにわくわくしながら参加しました。
こちらは“行動4:電気も水も大切に使おう”に関するクイズのブースです。押しボタンでヒントをもらいながら、エコクイズにチャレンジしました。
東京都公園協会のブースでは”行動10:川や海に囲まれた江戸川区の歴史や文化、環境を学ぼう”に関するブースになっており、ヤマトオサガニに触れられるコーナーや、カワウのはく製の展示なども。
ほかにも、古着回収/フリーウォーターのコーナーもあり、身近なところからできるSDGsの取り組みを親子で体験することができました。
「ママさんが孤独にならずに、喜怒哀楽全てを出せるような区に。」
編集長小脇は以前から「江戸川区は子育てがしやすい」という噂を聞いていたということで、実際にどんなところが子育て世帯にとっての魅力なのかを、直接、斉藤猛区長にインタビューしながらのトークショーが開催されました。
保育園待機児童ゼロ!学童の待機児童もゼロ!
小脇 今日は息子と来たのですが、まずこんなに大きくて素晴らしい公園があること、環境が素晴らしいですね。江⼾川区は子育て世帯のためにいろんな施策があると思いますが、特に待機児童がゼロとお伺いしていますが、実際のところはいかがですか?
斉藤区長 4年前は400人の待機児童がいました。定員を増やし、保育士さんの確保などをして、保育園の待機児童をゼロにしました。小学校になると、今度は学童ですね。そちらも待機児童はゼロです。江戸川区内に66校の小学校がありまして、すべてに学童クラブがありますが、定員を設けていないんです。
小脇 「保育園落ちた」というのはよく聞きますが、実はママが仕事を続けられるかどうかに関わる小1の壁もあり、「学童落ちた」というのも大きな問題ですよね。でもその学童までも待機児童ゼロにされているのはさすがですね! もうひとつすごいと思ったのは、出産前の妊婦さん全員と面談をされているそうですが、それはどのようにしているのでしょうか?
斉藤区長 母子手帳のことを、江戸川区では親子健康手帳というのですが、こちらをお渡しするときに、保健師が妊婦さん全員と面談をして、なにかお困りごとはないかお聞きしてサポートしています。
小脇 妊娠したときって、うれしい反面、とても不安が大きいですよね。自分の住んでいる区で、プロに話を聞いてもらえるのは素晴らしいですね。子育てって楽しいじゃないですか、でも大変な部分を取り上げられがちなんです。MOTHERS編集部では、子育てをしたら新しい視点がもてたというようなことを伝えていきたいと思っているんです。江戸川区の施策を見ると、子育ての大変な部分をカバーしながら、地域の人たちと関わりながらみんなで子育てを楽しもうということが感じられて素敵だと思います。
斉藤区長 ありがとうございます。いま、いろいろなことに取り組んでいますが、どんなにお金をかけてもどんなに素晴らしい制度を作ったとしても、行きつくところは、人と人との関係なんですよね。お隣の人に優しくしてもらえたことで、その土地を好きになったりしますよね。そういう地域の方々をなんとかサポートできたらいいなと思っています。
区民向けの子育てアプリも。
小脇 “子育て応援アプリ「ぴよナビ えどがわ」”がまさにそうですよね! アプリは家族みんなで見られるから、子育てはママだけのものじゃないよということを伝えてくださっていると感じます。あのアプリはどんな風に活用されていますか?
斉藤区長 「ぴよナビ えどがわ」はご家族みなさんでインストールできるようになっていて、子どもの身長体重や、予防接種の記録、はじめて寝返りが打てた、公園デビューなどの記録も残せるようになっています。区から育児や健康に関する情報もきます。ご家族みんなで見て話し合ってもらえるようにと思っています。
小脇 いいアプリですね! 私は二人目の子の健康診断は、区からの手紙をもらっても忘れちゃいそうなので、アプリがあると便利ですね。
斉藤区長 忘れないでください(笑)。
小脇 すみません(笑)。
江戸川区には50もの子育てプランが!?
小脇 江戸川区が50個も子育てプランを考えてくれているの!? と驚きました。
斉藤区長 児童手当など、国が行っている子育て支援策がありますが、江戸川区独自の子育て支援策は26個あります。そこからさらに充実させて50に。
小脇 すごいですね!
斉藤区長 これをひとつずつ説明していると明日の朝になってしまうのですが(笑)、出会い、結婚、子育て……というようにさまざまな形で、区として応援していきますという内容です。たとえば、オムツ定期便というのは、0歳児がいるご家庭に毎月オムツをお届けします。お届けする人が子育て経験者なので、そこで何かご相談があればコミュニケーションをとってもらうということをしています。そのようなことを50用意しました。全部言えなくて残念です。
小脇 子育てってすごく楽しいし、幸せなはずだけれど、特に子どもが小さいうちはどうしても孤独になりがちですよね。そういうときに、無理やりにでも介入してもらえるというか「オムツが届くから」と思って待っていて第三者の方と話す機会があるというのは、ママだけではなく、家族の心の負担が軽くなると思いました。
斉藤区長 子育て施策、一生懸命がんばっていますが、なるべく生き方の強要にはならないように気をつけています。希望する方が出産して子育てをする、そういう地域でありたいなと思っています。お母さんお父さんも疲れてしまうこともありますよね。笑顔だけじゃなくて、喜怒哀楽が全部出せるような地域になれたらいいなと思っています。
小脇 素晴らしいですね! 感動します。江⼾川区は地域の⼈と⼈とが⽀え合って、みんなで⼦育てを楽しもう! と取り組まれているところも素敵だなと思いました。私も今⽇江⼾川区にお邪魔して、⼤好きになりました!
今回のイベントを通じて、江戸川区が取り組まれているSDGsや子育て施策を楽しみながら知ることができました。是非皆さんもSDGsへの取り組み、そして楽しみながら子育てをしていきましょう!