自分らしい価値観を磨き、意思を持って自分らしく生きよう #ジェンダー平等って、なに？

女性の元気を応援したい

私が考えるジェンダーの目標。それはしなやかで、女性らしい政治家や官僚が前に出て、女性の政治参加が高まり、凛とした美しき女性管理職やリーダーが増え、たくさんの女性が社会進出し、家事や子育て、介護の負担を家族でシェアし、伝統的な社会構造、日本独自の風習などが変わっていく未来です。

そんな未来を描いたときに、私の役割は、ストレスフルな女性たちを応援すること。nanadecorでは2005年のブランド設立以来、地球環境の保全や、循環する社会へむかう取り組みと同じように、未来へつながるお母さんや子どものサポートをオーガニックコットンを通して行ってきました。
女性たちに心地の良いアイテムを届けるだけではなく、サポートスタッフという家で働きたい方へ縫製の仕事をお願いしたりして、働くスタッフやその家族、お取引先様にもよりよい循環が生まれるようにできることを努力しています。

ライフステージに合わせて働き方を変える

女性ばかりのnanadecor なので、働き方もそれぞれのライフステージに合わせて柔軟に変えられるようにしています。独身時代はフル勤務や朝型勤務にしたり、産前は産休を長めに取ったり、産後は扶養内で働き、落ち着いたら扶養内から自立へ、子どもが小学校までは時短かつ週休3日に、受験の佳境は2ヶ月お休み、などなど同じメンバーがライフステージによって、部署も時間も日数も飛び越えて、時々にあった働き方を決めています。

女性は、自分の働き方や仕事を生活に合わせて変える、変えざるをえない場合が多いと思いますが、それは仕事の質と同じように、働き方も大切な要素だからだと思います。子どもが生まれたらなおさらキャリアを伸ばせない場合も多いですし、今まで前のめりで働いてきたからこそ、年齢を重ねると、自分らしく働きたいと思う方も多いと思います。

会社の役割は「みんなが働きやすい環境＝働き方を整える」ことでもあるので、私は女性が働きやすい環境づくりを心がけています。フレキシブルな働き方ができると、長く一つに仕事を続けられ、お互い結果に繋げられるのでメリットが大きいですよね。nanadecorでも10年以上働くメンバーを筆頭にみんな長く一緒に働いているので、それぞれの人生の側面を見守りながら、そして私自身も仕事の状況や出産、産後とスタッフに助けられながら一緒に歩んできました。

SDGs5番目の目標、ジェンダー平等を目指すnanadecorの役割

nanadecorとしては製品を通して、女性の元気＝社会進出をサポートしたいと願っています。深く眠ることはストレスをケアし、体力をつけ、元気に、そして美しく輝くための源です。日々忙しい女性たち。あれもこれもはできないけれど、着るだけで「気持ちがいい」と感じる、「あー疲れた！」というときに着替えるだけでリラックスできる。家でしっかり充電し、明日からもっと輝けるように。日本の女性のこころとからだに元気をチャージする、そんな意気込みで一つひとつ丁寧に、心地よさを追求していきたいと思います。

ジェンダー平等の中で考えるコットン産業と児童労働

今年は認定NPO法人ACE とともに「コットンの優しい気持ち2021」と題し子どもたちのサポートをしています。インドは世界で有数なコットン生産国で、世界最大の耕地面積と生産量を誇ります。インドで作られたコットンは、糸、生地、衣料製品などさまざまな形で主に中国を経由して日本に輸入されています。インドのコットン畑では、48万人もの子どもが働き、その7～8割が女の子であると言われています。コットン生産地での危険な児童労働から子どもを守り、子どもの公立学校への就学徹底などを通して児童労働を予防。女の子の自立支援や貧困家庭の親の収入向上支援などを行って、貧困と児童労働の悪循環を断ち切れるよう取り組んでいます。

オーガニックコットンを着て元気に、そして社会の役に立とう

ジェンダー平等、児童労働、さまざまな社会問題はどれもつながっています。いろんな悪循環を断ち切るため、私たちができること。オーガニックコットンを着ることは正しい倫理観へと向かう自分の意思表示になると思います。まずは、オーガニックコットンの意義、そして眠りの大切さなど、身近にあるさまざまなトピックから、自分の価値観を見つめてみる。自分の意思を持つことで、また新たな発見や挑戦があるかもしれません。