close

  • TOP
  • WORK/働く
  • 子育てで極めた“超ミニマル主義”で身も心も軽くなる人、続出!著者の四角大輔さんにインタビュー!
  • TOP
  • MYSELF/自分のコト
  • 子育てで極めた“超ミニマル主義”で身も心も軽くなる人、続出!著者の四角大輔さんにインタビュー!

2022.12.22

WORK/働く

MYSELF/自分のコト

子育てで極めた“超ミニマル主義”で身も心も軽くなる人、続出!著者の四角大輔さんにインタビュー!

このたびMOTHERS編集部に初のパパデスクとしてジョインした、執筆家で環境保護アンバサダーの四角大輔さん。四角さんの最新の著書、今年9月にダイヤモンド社から出版された『超ミニマル主義』が、既に6刷とものすごい勢いで売れています!

ニュージーランドで営む自給自足の暮らしも12年、今働くのは平日の週3日の午前中のみ。そんな四角さんがこのたび帰国したため、MOTHERS編集部の編集長小脇美里がインタビューしてきました。

 

仕事術が書かれているのに、ママにも役立つ情報が満載!

小脇 四角さんのこの本、一気に読ませていただきました! 「私もなにかできるかも」と思いました。仕事術のように見えて、実はママにも役立つ本ですよね!

四角 そうなんですよ! 実はこの『超ミニマル主義』に解説している時短術は、初めて子育てをするようになってから完成したんですよね。だから、子育て中のママやパパにも読んでもらいたいです。

小脇 なぜこのようなメソッドを確立できたのかというお話は、パパデスク就任のインタビューでお伺いしましたが、リスト化されていてわかりやすく、すぐに実践できそうです。
睡眠時間を確保する方法なんてまさに、ママに必要ですもんね!

四角 はい! ママは睡眠時間が少ないですからね。50歳で子どもを授かって、いま52歳なんですね。今いちばん楽しい子育てに時間を割きたくて、仕事の時短術を極めた感じです。

小脇 「午前中を制する者は1日を制する」というのは、仕事をしている人はもちろん、専業主婦(主夫)の方々にも当てはまりそうです。

 

ミリオンヒットの秘訣がこの本に詰まっている

小脇 四角さんといえば、レコード会社のプロデューサーとして10回ものミリオンヒットを飛ばした伝説の人ですけれど、この本の中に書いてあることが、その偉業を成し遂げた秘訣なんでしょうか?

四角 それはとても大きいですね。あるとき、編集者の方に「ビジネス戦略だけでなく、特殊な仕事術があるんじゃないですか?」って聞かれて、よく考えたらいろいろやってるなと。長い時間をかけてその技法を整理して体系化したのがこの本です。

小脇 なるほど。お財布の軽量化とかまで、かなり細かく書かれてますよね。私もさっそくお財布を小さくしましたよ!

四角 いいですね!

小脇 「デジタルノイズを切ろう」っていうのは、子どもに対してもいえることですよね。そして、ママもSNSを見て人のことをうらやんだり、他人と比較して、自分はできていないと落ち込んだりするのは良くないですよね。SNSを見る時間を楽しみにしているのならいいですが、つい夜寝る前に見て落ち込む……なんて時間がもったいないですもんね。

四角 本当に。夜のSNSはメンタルヘルスに最悪ですからね。

 

やりたくない仕事はゲームに変える」は子どもにも使える!

小脇 あと、気分がのらないことをゲーム感覚で終わらせるというのも共感します! 私自身が片付けるのが苦手だったんですけど、子どもが生まれてから、誰でも簡単に片付けができる収納グッズのプロデュースをさせてもらう機会があり、我が家の子どもたちも、2歳くらいから自分で洋服をしまえるようになりました。

四角 2歳から! すごい。親がやっていることはすべて、子どもからしたら面白い。だから、めんどうなこともゲーム化するんです。たとえば、「リズムに乗ってテンポよく楽しく」素早く着替えさせたり。「布おむつをどうやったら早く楽に洗えるか」と時短を追及したり。育児って無限にやることがあるから、どれだけ効率よくして楽しめるかだと思うんですよね。

小脇 そうですね。楽しんだもん勝ちですね!

四角 僕はエド・シーランをかけて、歌いながらおむつを替えたり、踊りながらトイレに連れて行ったりするんですけど、それを見ている子どもは、楽しいことだと認識しますよね。「野生動物は遊びから生きる術を学ぶ」のと同じで、面倒な作業など存在せず、全部遊びだよ! と毎日伝えています。

小脇 息子の通う小学校は、漢字をゲームのようにYouTube動画で見て学ばせるのですが、ゲームの主人公になれるような演出になっていて、自分でどんどん勉強して、漢検を取るまでになったんですよ。

四角 それはいいですね! やっぱりゲーム化はいい!

 

日本の麺カッターに感動!ツールで作業効率が格段にUP

四角 本の中では、仕事を効率化するツールを多数紹介していますが、日本に来て感動したのは子育て便利ツールが多いこと! たとえば、麺類を短くする「麺カッター」のおかげで食べさせるのが劇的に楽になりました。抱っこ紐になるウエストバッグも秀逸です。普段仕事で最適ツールを選んでいる、道具選びが得意なパパが、子育てグッズを見極めるのもいいと思います。

小脇 なるほどね! 育児と言うあたらしいフィールドで、仕事でのスキルを活かせますね。あとは、仕事バッグの軽量化の話は、ママバッグの軽量化にもつながるなって思ってたんです。

四角 そう。僕はママバッグの軽量化が超得意で、重さも量も半分にしました。ベビーカーは世界最軽量のアップリカを使っています。小さく畳めるし、とてもいい。子育てはツール1つで変わるので、道具選びはやっぱり大事です。

小脇 男性が子育てを体験して気がついたことを、製品に落とし込んだらもっとどんどん便利になりそうですね。仕事ができる人の発想っていいことしかないですもん!

 

ママが休める社会を作りたい

四角 パパデスクのインタビューのときにも話しましたが、パパの育児休暇の取得率を上げたいんです。ママが休むためには、パートナーの協力がとても大事ですよね。妻を見ていてわかったのが、ママになってから、義務感がすごく強くなったんです。「世の中のママはもっとがんばっている」って。

小脇 ああ、わかります。私もひとりめのときは特に、しっかりやらなきゃって抱え込んで、しんどくなっていました。

四角 休むのが苦手な女性は、ママになるとよりしんどくなる。休まなくなるんです。「ママが休める社会こそが、いい世の中である」と声を大にして言いたいです。夫婦でこの本を読んで、子育てにつきまとうタスクをミニマル化して、楽しい部分を最大化してほしいですね。

今回MOTHERS編集部デスクメンバーの上紙夏歡さんがこの記事をライティングしてくださいました!

▶四角大輔さんの新刊「超ミニマル主義」の購入は【こちら】

 

文/上紙夏歡

MOTHERS編集部

MOTHERS編集部 運営チーム・STAFF

MOTHERS編集部 運営チーム・STAFF

DAILY RANKING