2023.01.12
怪我が教えてくれた、当たり前という奇跡。#新しい年のはじめ方。
人生すべてを変える、初めての経験
2022年8月。
太陽ギラギラの夏日のある日、
朝からSlackでいつものように嵐のようなスーパースピードでキーボードを叩いていたら、ふと、顔上げた先のカーテンの汚れが気になり……。
あ! オンラインMTGまであと3分!
ミーティングの間に洗濯機を回しておけば、ミーティング終わったら干せるかも! とぱぱーっと脚立を駆け上がり……。
気づいたらカーテンと一緒に床に落ちていました。
その後は本当に人生観全てを変えるような、初めての経験の日々が待っていました。
落下により、肩の付け根、しかも利き手を激しく骨折してしまいました。
いつものように分刻みで駆け抜けるはずの夏は、一人で起き上がることもできない、人生初めての夏となりました。
この原稿を書いている今は怪我から4ヶ月経ち、やっとPCが打てるようになったものの、腕は90度よりは上がらず、手も前に伸ばせず、まだまだ続くよリハビリの日々は、という感じです。
意識していなかった全てのことに感動!
で、話を本題に戻すと、
怪我をしてから、3ヶ月は全く利き手の右手が使えなかったので、
化粧、着替え、字を書く、メールを打つ、料理をする、植物に水をあげる、洗濯物を畳む。
本当に目の前のこと、全てが大きな壁となり、今までできたことができない。そんな体験をしました。
そして、少し手が動くようになって、着替えもできるようになった今、
好きな服を着られる喜び、メイクができる幸せ、イメージした通りに洗濯物を畳める満足感、全てのことに感動を感じるようになりました。
私の新しい年の始め方
そんなこんなで怪我と向き合っている間に2022年は過ぎ去り、2023年。
新しい1年の始まりです。
お風呂も入れず、髪もとかせない日々から少し進歩した今、新しいメイク道具、ネイル、服がすごく欲しい。
そんな気持ちに背中を押され、数ヶ月ぶりに美容院にも行けました。
あまり意識していなかった、「綺麗」でいることの大切さ。
自分の好きな服で、自信を持てるような形の眉毛を描き、綺麗な手元でいること。
それだけで、自然と明日が楽しみになり、玄関を出る時に、顔が上を向いて、足がぐんぐんと進む。
新しい年が始まる時、何かやらなきゃと大きな目標を立てられるのはとても幸せで大切なこと。
でも、もしそれが見出せない状況でも
ちょっといつも違うリップをつけてみて、
手元を綺麗に整えて、着たかった服を着て、
勝負モードの自分をあえて作ってみる。
逆にメイクをやめて、素顔でいく。
シンプルな服装にする。
髪をバッサリ切るなど。
”素”の自分になってみる。
新しく年を迎えるにあたり、
とにかく、鏡の前の自分を見て、
よし! と思えるように。
自分なりの“整え”をしてみると、新年も顔を上げて新しい一歩を踏み出せる。
そんな当たり前のような、でも、実は物凄い奇跡で尊いことを、大切にする。
それが私のお勧めする、新しい年の始め方です。
いつも幸せは、小さなことから始まる。