2022.01.17
心のエネルギーを蓄える方法を知った#2021年どうだった?
「自分らしさ」こそが本質
2021年を振り返ってみると、いろいろな状況をまさに乗りこなしながら、無事に1年が終わったような感じがします。
わたしはnanadecorというブランドを運営していますが、nanadecorにとってもとても実りある1年でした。
今までよりもさらに丁寧に、本質に近づいて物づくりを行うことや、その工程を丁寧に観察し、発信すること。一つ一つのプロセスをより深くアプローチすることで、私たちの役割が明確になり、この先の未来が見えてきたような気がします。
わたしたちは伊勢丹新宿は3階に、阪急うめだは7階に直営店があるのですが、デパートはコロナの状況で閉店を余儀なくされ大変でしたよね。しかしもう待ったなし、閉店している場合ではないので、もうコロナ1年目のように長期休業になるケースは少なくなってくると思います。みなさん、シビアに、状況を乗り越えてきましたよね。
コロナ1年目は状況を把握することと、前に進むことで精一杯でしたが、周りも含めて、次のステージに。今はその状況を踏まえた上で、右に行くのか左にいくのか、私たちの答えを出すのみなので、舵が取りやすくなりました。
昔よりも長いものに巻かれたり、時世に乗って同じ右を向いたりしなくても良い時代になりましたよね。自分がこれ、と思って進めば言い訳です。そんな風に「自分らしさ」こそが本質だと知ることで、いろいろ楽になるのかもしれません。
「気力」の底上げの仕方
nanadecorの表参道のお店では、nanadecor KITCHENというカフェを併設しています。一緒に運営しているフードレメディーの高橋美恵先生のお食事を、ありがたいことに私たちの社食としていただけるのですが、この食事のパワーも大きいです。
「実るほど、頭を垂れる稲穂かな」。玄米は一粒一粒が種であり、撒くとそこから芽が出て苗になり、一粒から1000粒のお米になります。この一粒万倍パワー、一粒が千倍になるエネルギーをお米一粒一粒が持っているのです。だからその種の状態(玄米)で食べたらエネルギーが体の中に蓄えられるはずです。精米した白米は撒いても芽が出ませんから、この玄米の力を借りるのです。
無農薬の良質な玄米を丁寧に洗って、丁寧に炊いていく。そして無農薬の野菜を丁寧に調理して、シンプルに頂く。これを1食づつ積み重ねていくと、私たちの「気」がスーッとグランディングしていきます。いつも不安になったり、焦っていたり、不安定になりがちな気持ちを底支えしてくれるのです。
不安や心配は、やはり自分の気持ち「気」が弱っているから。無理やり元気にするのは難しいですよね。そこで毎食エネルギーを投入し、そして深く眠るのです。良質な睡眠はいらない記憶や忘れたいものを脳がリセットする時間。エネルギーの高い食事を食べて、しっかり眠る。これで自分の「気力」の底上げをしていくのです。

この底上げのエネルギーが体の中に溜まってくると、だんだん不安が無くなったり、地に足がついて気持ちが落ち着いたりしてきます。すると、自分への信頼が増してくるのです。大丈夫、大丈夫、と自分を信じられたり、こんなこともあるよね、と自分や周りを責めずに許せるようになる。だから肩の荷が降りて生きるのが楽になります。
不安が多い今だからこそ、nanadecor KITCHENを通していろんなドラマを見てきましたよ。みなさん本当に、パジャマと美恵さんの食事で元気になりました。こんな風に、自分の中を底上げすることは、大事ですよね。しかも丁寧に食べることと、深く眠ることでそれが手に入るので、みなさん、自分らしさの追求。まずはそこから始めてみてください。

2022年も楽しみです。My organic laboという本気で学んで、本気で遊ぶ研究所もスタートして、みんなでそれを体感しています。より自分らしくがキーワードの2022年。みなさんと一緒に楽しんでいけたらなと思っています。