2021.06.24
性教育を通して、自分を大切にすることを伝えよう。#生理と性を考える
子どもへの性教育は「自分を大切にすること」を伝えることに直結する
今回、サンリオピューロランド代表の小巻社長から最初に「Let’s Talk」のお話しを伺った時には、ついに日本でもこのようなイベントが開催できるようになったんだなととても嬉しく感じました。
世代的にもどうしても、生理や性の話はタブーなものという感覚で生きてきたので実際に私もプライベートでそういった話をオープンに話すのはとても苦手。
だけど、子どもへの性教育は「自分を大切にすること」を伝えることに直結することでもあると学び、まずは自分自身がこのことを深く学びたいと思い、今私自身も様々な文献などを読んで学んでいます。
価値観が大きく変わった植物療法
生理について言えば、ちょうど3年前に森田敦子先生に出会ったことでその価値観が大きく変わりました。
娘の出産前に敦子さん直伝の植物療法を学びました。
私は、第一子出産後から3年ほど経った時に、あまりにも体調が優れなくて、病院で検査をしても何も問題ないと言われるばかり。ただ女性ホルモンのバランスがあまりよくないですね……と言われて悩んでいたところ、ちょうどMOTHERS編集部のデスクでもある、植物療法の第一人者、森田敦子先生に出会ったのです。
そこで悩みを相談すると、私の生活は敦子先生から見たら問題だらけ。これじゃあ当たり前に体調も悪くなるわよと怒られました(笑)。
第一子の出産、実は大変なお産で出産に58時間かかり、そのあと大量出血で輸血寸前までなるというほどでした。その後も全く寝てくれない息子を抱えながら、育児と仕事に追われて自分のケアに全く時間が取れていなかったのです。それでもとにかく突っ走って、そのツケが当時は出ていた状態だったんですね。そこで敦子先生に教えていただき、ハーブのタンチュメールを取り入れたり、デリケートゾーンのケアや、アロマ療法などを行ったりしました。
その日の体調に合わせて飲む、タンチュメール
ゆっくりではありましたが、「自分のケア」をしているということが心にも作用して、不調はだんだんと改善。不順になっていた生理も順調になりました。
この時に気づいたのは、生理や女性の体についてきちんと相談できる場所が日本には、病院しかないということ。日本の医療はもちろん素晴らしいけれど、どうしても普通の感覚だと病院は病気になってから行く……というイメージが強くて、気軽にちょっとした不調では行きづらいというのも本音。
敦子先生の植物療法のハーブは欧州では「エルボステリア」というハーブの専門家がいるお店が街中に普通にあり、カウンセリングを受けて自分の体にあったものを処方してくれるそうです。まさにちょっと不調なんだよな……という状態を改善してくれるんですよね(日本でも敦子先生監修の、“エルボステリア”はコスメキッチンで取り扱いをしています)。
こういった、生理や女性特有の体の不調を気軽に相談できるような場所がもっと増えたら、みんなにとって安心できるんだろうなぁと感じます。
敦子さんのプロデュースのWaphytoのお店で。どのプロダクトも敦子さんの想いがたっぷり
私たち親世代がもっとオープンに
今、日本でもやっと「フェム テック」という言葉が浸透しつつあり、様々な場所で目にするようにもなってきたけれど、それでもまだまだ「陰部」という言葉があるように「陰=隠す」という感覚が強いこと。
特に私たち世代は、保健体育の授業で男女分かれて教えてもらった世代。それを今から急にオープンにしましょう! というのはなかなか難しいかもしれないけれど、今回デスクメンバーが紹介しているような身近なフェム テックを取り入れてみることや、子ども向けの性教育の本などを通して、少しずつ私たち世代がオープンになっていくことも大事なのかなと思っています。
生理を正しく知ることは、子どもへの教育として必須なことはもちろん、ママである私たちの元気にもつながること。
ママが元気だと、みんなが嬉しい。そのためにも、ぜひMOTHERS編集部のコラムや、今回のLet’sTalkでの様々な取り組みを通して、少しでも知っていただければ嬉しいです。