MOTHERS編集部 編集長 小脇美里とは?
MOTHERS編集部がローンチされる約2ヶ月前、編集長である小脇さんからデスクメンバーのインタビュー依頼を受けたとき、彼女は真っすぐとキラキラした瞳で「ママを幸せにするメディアを作ります」と言った。その小柄な体のどこからそんなパワーが? といつも感じるのだが、彼女が話をはじめるとその熱量に毎回圧倒される。
そして私は、ひと夏をかけてデスクメンバー26名と小脇美里さんのインタビューを担当させてもらった。全メンバーのインタビューを終えたとき、「これだけのメンバーが揃っていたら、日本の子育て環境は本当に変わるかもしれない」と感じた。
今回、MOTHERS編集部というサイトを知り、このサイトに辿り着いた人達の中には”小脇美里”という人を知らない人もいるだろう。Webメディアでここまで編集長が前面に出てくるサイトもそうないかもしれない。「この編集長は一体何者なの?」。そう感じた方のために、MOTHERS編集部ができていく過程を間近で見てきた私が、小脇美里という女性について語ってみようと思う。
本人のインタビューでは語られなかったが、小脇美里の経歴をここで簡単に紹介する。
>「MOTHERS編集部 スペシャルインタビュー 《編集長 小脇美里》」はこちら
学生時代から読者モデルをしながら、編集アシスタントとして活動。大学卒業後はアパレルブランドの立ち上げから関わりプレス、デザイナーとして活躍。その後、CanCam編集部でファッションエディターとして様々な人気企画を担当し、結婚後はフリーとなりウェディングドレスのデザイン、人気アーティストのスタイリストとしても活躍。第一子出産後は、整理収納アドバイザーとして、セブン&アイグループで収納アイテムのセレクトをし一大ブームを巻き起こし、収納本を出版。今でも小脇のプロデュースする収納アイテムは、楽天サイト内で上位売り上げを記録し続けている。
さらにその後も活躍の勢いは止まらず、サンリオのハローキティの大人向けアイテム「TOKYO OTONA KITTY」を立ち上げ、老舗寝具メーカー「西川」では寝具をプロデュースし大ヒットとなるなど、ブランディングプロデューサーとしてこのヒットがなかなか生まれない時代の”ヒットメーカー”として経済界から大きな注目を集める。
また編集者としても、彼女がファッション業界を目指すきっかけとなった憧れの人、安室奈美恵25周年の軌跡をまとめた「Final Space」の総合編集を担当。俳優・佐藤健の「30thアニバーサリーブック」、神木隆之介の「25周年記念本」などを編集し、数々の広告ビジュアルのディレクションなど、編集者・アートディレクターとしての活動も圧倒的な実績を残している。
そして、さらに2019年には令和初の「ベストマザー賞 経済部門」を梨花・吉瀬美智子・松本薫・辻村深月らと並んで受賞する。
そう。小脇美里はただものではない。ものすごくパワフルでパーフェクトな弱点のない女性というイメージを持つだろうが、実際の彼女はものすごく繊細で真面目で心配性。その絶妙なバランスが、関わる人たちの何かを刺激し、「小脇さんのためなら!」という気持ちにさせるのだろう。
実際、今回デスクメンバーとなった26名の方たちの多くが、インタビューの中で「小脇さんからのお誘いだったから受けた」と語っている。
デスクメンバー26人の顔ぶれを見ても、各業界の第一線で活躍する人ばかり。このメンバーをたった一人で口説き落としたというだけでも、小脇美里という人がどういう人なのかがわかるのではないだろうか。
ところが、当の本人は「私は、普通すぎるところがずっとコンプレックスなんです」なんて言う。これまでの経歴を考えて、彼女を普通すぎると見る人はきっと本人以外誰もいないと思うのだけど、一方で彼女と話すたび「普通過ぎる感覚」を持っている人だということがわかってくる。
それは、MOTHERS編集部を立ち上げることになった経緯を聞いたときに彼女が語った多くの言葉から感じとれる。
「子育てが大変なのは当たり前なんですよね。人の命を預かっているんだから。だからと言って「大変、大変」と言うことが解決につながるわけではないし、その当たり前をわかった上で、大変なことをどうしていこうか、どうしたら楽になるか、みんなで楽しくしていく方法もあるんだよということを伝えていきたいんです」(小脇)
インターネットが普及し、スマートフォンひとつあれば簡単に知りたいことが検索できる時代。情報過多と言われる中で、今知りたいことの本当の解決策にスムーズに辿り着くことは難しい。
ママ向けメディアも数多く存在するが、その中には育児への不安を煽る記事ばかりが目に付くサイトも少なくない。ただでさえ不安で心細い子育てをしながら、藁にもすがる思いで検索した先に、絶望的な情報がばかりが載っていたら、ママたちが笑顔になることなんてできない。
「バズらなくてもいい。PVが取れなくてもいい。ただMOTHERS編集部に辿り着いて、ホッとできて、今よりもちょっと前向きに、笑顔になれるママが少しずつ増えていけばそれでいいんです」(小脇)
こうまっすぐと言い切る彼女の気持ちに、26名のデスクメンバーは賛同したのだ。
仕事と育児の両立に悩み、子育てを優先するべきなのでは……と、仕事を辞めることを考えていたという彼女が行き着いた先は、「ママたちを幸せにするメディアを作ること」だった。
子育ては大変。ママになった人はみんなそう感じる。「思っていた以上に大変!」と。
でも、それ以上に素晴らしい喜びや幸せをたくさん感じさせてくれるのも、子育ての醍醐味だ。
大学生の娘さんを持つ、ボーク重子さんの「夫とよく話すの。私たち、本当に子育てしてきたの? って。そのくらい、あっという間に子どもは成長してしまうのよ」という言葉がとても印象的だった。その渦中にいたら大変なことも、過ぎてしまえば「本当にそうだった?」と感じるほどのことなんだと。
スマホのアルバムの中の、子どもが赤ちゃんだったころの写真を見返しては、「こんなに小さかったの? かわいい……」と感じることはないだろうか。
その当時は、寝てくれない、夜泣きがひどい……寝不足だー! 大変だー! と、必死で過ごしてきた日々がとてつもなく愛おしく感じる瞬間。今、大変だと思っているこの瞬間も、いつかは愛おしい時間になるのだ。
できれば、育児真っ只中の今この瞬間を、「子育ては愛おしい時間」として感じ受け止めたい。そうできたらどんなに幸せなことだろう。
そのために必要なママへの情報、困ったときに助けを求める場所、息抜きの方法、自分自身の人生を生きることの大切さ、ママであることの素晴らしさ……。
MOTHERS編集部は、心から日本中のママたちに寄り添い、笑顔になれる情報を発信していく。だから、ここに辿り着いたママたちは、きっと子育ての日々の中で笑顔になる瞬間が増えていくはず。
常に子育てに全力で向き合っている、編集長 小脇美里だからこそ伝えられる想いがあると信じている。