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編集長 小脇美里

MOTHERS編集部 編集長。

ファッションエディター/ブランディングディレクター。

ママたちの絶大な支持を集め、数々のヒットを生み出すヒットメーカーとして、経済界からも注目を集める。
令和初のベストマザー賞・経済部門受賞。
鯖江市顧問/SDGs女性活躍推進アドバイザー。2児の母。

MOTHERS編集部 編集長。

ファッションエディター/ブランディングディレクター。

ママたちの絶大な支持を集め、数々のヒットを生み出すヒットメーカーとして、経済界からも注目を集める。
令和初のベストマザー賞・経済部門受賞。
鯖江市顧問/SDGs女性活躍推進アドバイザー。2児の母。

MOTHERS編集部 スペシャルインタビュー《編集長 小脇美里》

 

2020年10月2日にスタートした「MOTHERS編集部」。

「ママ」であることが「女性のキャリア」のプラスになるような世界にしたい。ママであることを楽しみ、その姿を見た子どもや家族が幸せになるような価値観を発信したい。そんな想いを抱きMOTHERS編集部を立ち上げた編集長の小脇美里。

その小さな体のどこから、パワーが沸き出てくるのか。彼女と出会った人たちは、そのバイタリティとポジティブさにいつの間にか魅了されていきます。

MOTHERS編集部がスタートするこのタイミングで集まった26人のデスクたちは、一人一人が女性として、ママとしての人生を心から楽しんでいる人ばかり。

まさに「プロママ」であるメンバーを集め、「ママを幸せにする」ためのメディアを立ち上げた小脇美里の、“MOTHERS編集部に込めた想い”を聞きました。

> 「MOTHERS編集部 編集長 小脇美里とは?」はこちら

 

「ママ」にも、多様な生き方があるんだということを発信していきたい

――ついに「MOTHERS編集部」がスタートしますね。まずは、今回「MOTHERS編集部」を立ち上げた理由を教えてください。

MOTHERS編集部は、「全てのママと子どもをHAPPYにしたい!」という想いで立ち上げたサイトです。未来ある子どもたちがHAPPYに育っていくには、まずママがHAPPYじゃないとだめだなと思っていて。私自身も含めて、日本のママはつい自分を後回しにしがちな気がします。子どもって、大人が思っている以上に親のことを見ているから、子どもに「こういう子になってほしい」と思う姿があるのなら、まず親である自分がその姿を見せていかないといけないし、そのためには、まずは自分を大切にして広い視野を持ち、正しい選択をしていける親でいたいと思うんです。

今の世の中は情報が溢れています。子育てで悩んだママがスマホで悩みについて検索をしたら、それに関する情報が溢れるほど出てきます。不安を解決したかったのに、より不安をあおる情報に辿り着いてしまったという経験をしているママは少なくありません。私自身もそういう経験をたくさんしてきたので、子育てに悩んだママがホッとできたり、前向きになれたりするような情報を発信するメディアを作りたいという想いからMOTHERS編集部を立ち上げたいと考えるようになりました。

 

――MOTHERS編集部にはさまざまな分野で活躍するプロママが集まっていて、その方々が情報を発信するというスタイルがとても興味深い作りだなと思います。このスタイルで発信していくことにした理由を教えてください。

元々、編集者としてずっと仕事をしてきたというのもありますが、ママたちにきちんとした情報を伝えたいという気持ちから、私が普段のお付き合いの中で信頼を寄せている人たちにお声がけをさせていただき、その方が情報発信をするという信頼感を大切にしたいなと思って。このような形の“編集部”にしました。

スタート時には、私の想いに賛同してくださった26名のプロママが、「デスク」として参加してくださっています。各分野の第一線で活躍している方、ママとなったことが今の仕事を始めるきっかけになった方、SNSでの発信がきっかけで仕事につながった方。

本当にいろいろな方が集まっていますが、そのメンバーの共通点は「ママ」です。

一言で「ママ」と言っても、これだけさまざまな生き方があるんだということを発信することで、読者のみなさんにとって、生き方や考え方のヒントになればいいなと思っています。

 

――小脇さんは、MOTHERS編集部を「社会との繋がり、経済的な自立、自分自身をエンパワーメントできるコミュニティ」と表現しています。そこに込めた想いを聞かせて下さい。

ママがHAPPYに子育てをするためには、ママの「自立」はとても大事なことだと思っています。精神的自立をして社会やコミュニティと繋がっていること、可能であれば経済的にも自立していることは、子育てをする上で大切な「自己肯定感」を上げることにつながります。私自身、実は自己肯定感がとても低かったんです。そんな自分ではダメだと、自己肯定感をあげるためにいろいろと調べ、努力をしてきたからこそ、「自立」の大切さがわかったんです。

女性の経済的自立というと今までは子どもと離れてバリバリと働くようなイメージが強かったと思いますが、今は新しい時代になって働き方もさまざま。MOTHERS編集部では、家庭にいて、家族との時間を最優先にしながらも経済的自立を実現している人がたくさんいます。

もう一つ、このMOTHERS編集部を立ち上げようと決意をしたのは、新型コロナウイルスの影響も大きかったです。多くの人の生活が変わり、周りのママや家族を見ていて、女性が精神的・経済的に自立するということは、結果として家族を守ることにも繋がるんだと改めて理解したんです。

 

――経済的な自立、つまり仕事と育児に関する悩みを抱えるママは多いと思います。小脇さんも仕事と子育てを両立するママですが、その点での悩みはありますか?

私は、結婚してから5年目にようやく息子を授かりました。ずっと子どもが欲しかったので、子どもを持つことへの想いもすごく強かったんです。

私の母は幼稚園の先生を経て専業主婦になりました。いつも家にいて、子どものことを第一優先で考えてくれて、私にとっては専業主婦の鏡のような人なんです。私自身、そんな母に育てられ本当に幸せだったと思っているし、同じ環境で育った妹は養護学校の先生を経て、今は専業主婦として子育てをしています。そして妹も、姪っ子たちもとても幸せそうです。そんな家族の姿を見たり、私自身その環境で育ったことが幸せだと感じたりしているのに、私は子どもと一緒にいる時間を削ってまで仕事を続けている。一緒にいる時間が少ないことで、もしかしたら息子を幸せにしてあげられていないのでは? という葛藤はずっとあって、仕事を辞めようかと真剣に考えたことが何度もあります。

でも、新型コロナウイルスでの自粛期間の間に“経済的自立”をするという意味が自分の中で家族を守ることに繋がるという結論に結びついた時に、今まで抱えていた葛藤からやっと解放されたんです。だけど、大切な子どもと離れて働くからには自分はこれから先何をしていきたいのか? ずっとやり続けたい仕事はなんなのか? と真剣に考える必要があるなと思って。とことん考えました。

その時に思ったのは、やはり私はママと子どものサポートをしたいということでした。保育に関わる仕事をしたいと思ったほど、大好きな子どもたちの未来をよくしたい。それは子どもを産んでからより一層強くなりました。そして子どもたちの未来をよくするには、ママの今をよくする必要があると思いました。その一つの選択肢として、MOTHERS編集部が提案する「新時代の生き方」を発信していくことで、誰かの助けになればいいなと思っています。私自身がずっと葛藤を抱えていたからこそMOTHERS編集部を立ち上げることができました。

 

ママと子どもを幸せにするプラットフォームを作りたい

――ファッションエディター、ブランディングプロデューサーという肩書きをお持ちの小脇さんですが、意外(?)なことに、保育士の資格と幼稚園教諭免許を持っているんですよね。

大学で4年間、幼児教育と保育について学んで資格を取りました。私、高校生の頃はギャルだったんですけど(笑)、養護施設でずっとボランティアもしていたんです。そのくらい子どもが好きだったから、ママになったら楽しく子育てができると思っていました。

でも、この手に小さな息子を抱いたら、この命が私に託されているんだ……と、ものすごく重圧を感じたんです。周りからも心配されるほど、超超超真面目すぎる性格なので、ちゃんとしないといけないという想いが強すぎて、とにかく心配なこと、気になることは片っ端から調べたりして。今となればそれが良くなかったんだと思うけれど、当時はとにかく、寝ない、おっぱいを飲まない息子との毎日に、嬉しさより不安を感じていることの方が多かったです。今になって思えば、あの頃は産後うつに近い状態だったと思います。

 

――そのときの経験も今回のMOTHERS編集部に反映されているんですね。

私、ママになる前は常に自分に自信がなくて、だからこそ死ぬほど努力して仕事をして結果を出してきたんです。だから、子育ても努力をしたらなんとかなると思っていたんですが、努力でなんとかなるものではありませんでした……(笑)。そこで、努力するんじゃなくて、自分も子どもと一緒に成長しようとマインドをリセットをしたらすごく楽になって。その経験は、今回のMOTHERS編集部立ち上げには大きく影響しています。

人の命を育てているのだから、子育てが大変なのは当たり前。だからと言って「大変、大変」と言うことが解決につながるわけではないし、その当たり前をわかった上で、大変なことをどうしていこうか、どうしたら楽になるか、考え方一つで楽しくしていく方法もあるんだよということを伝えていけたらと思っています。

 

――最後に、MOTHERS編集部の読者のみなさんに一言お願いします。

ママになったことは、私の人生をまるごと変えました。以前、「どんなママでいたいですか?」と聞かれたときに、私は「ご機嫌なママでいたいな」と答えたんです。ママがご機嫌だったら、子どもも嬉しいですよね。ママは家庭の太陽のような存在だと思っていて。ママがニコニコとしていればそれだけで家族はHAPPYになれると信じています。子育てをするママたちみんながそんな気持ちになれたら、今よりもっと子育てがしやすい国になるかもしれないし、出生率が上がるかもしれないし、日本の子どもたちの自己肯定感はグッと上がるかもしれない……そうしたら未来の社会は今よりきっともっとよくなるはず。

そんな壮大なことは、私一人の力ではもちろんできないけれど、そういう想いを持ったママたちがたくさん集まれば、いつかそれが実現できるんじゃないかと思って作ったのがMOTHERS編集部です。

悩んだとき、壁にぶつかったとき、このサイトを覗くことで、ふっと心が軽くなり、前に一歩踏み出せるパワーをもらえるようなプラットフォームを作っていきたいと思っています。

 

 

取材・文 上原かほり