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Ai

仲良し姉弟、家族のありのままの日常を写真や動画で投稿しているママ。

仲良し姉弟、家族のありのままの日常を写真や動画で投稿しているママ。

MOTHERS編集部 スペシャルインタビュー《Ai》

「家族が宝物」。そう語るのは、約19万のフォロワー(@ngs.rky.kuy)がいるインスタグラマーのAiさん。見ているだけで心がほっこりするような家族の日々を投稿しているAiさんは、ママになったことで人生が180度変わったと話します。それは、どのような変化だったのでしょうか。Aiさんに、いろいろなお話を聞いてみました。

 

家族の大切な思い出を残すためにはじめたInstagram

――Instagramをはじめたきっかけを教えてください。

子どもが生まれたことをきっかけに、スマホで写真付きの日記をつけていたんですが、機種変更をしたら、そのアプリが消えてしまったんです。それを話した友達からInstagramをすすめられてはじめてみました。

 

――せっかく書いていた日記が消えるなんてショックですね。

すごくショックでした。SNSに疎かったので、文章のつけ方もわからないまま写真だけをアップしていたんです。鍵をするとかも知らなかったから、全公開で(笑)。そしたら、娘と同じ誕生日のママさんからフォローされて、「あ、こういう繋がり方があるんだなぁ」と思ったんです。それから繋がりを持てるように、ハッシュタグや文章を載せていくようになったんです。

 

――AiさんのInstagramには、約19万人のフォロワーさんがいますよね。どのようなきっかけでフォロワーが増えたのでしょうか。

それが自分でもよくわからないんです(笑)。どんどんフォローしてくださる方が増えていって、「どうしてだろう?」と思っていたんですが、動画を投稿するようになってからはさらにフォローしてくれる方が増えました。正直、子どものことを投稿しているので、見てもらえるのは嬉しいけど、なんだか怖くもなってきて、やめたほうがいいのかな……と悩んだりしている間にすごい人数になっていて、1万人になったときに夫に相談したんです。

 

――やめたほうが良いか、続けるかで悩まれたんですね。旦那さんはなんて?

そしたら夫は、「この投稿には、Aiちゃんが子どもたちを思っている気持ちがたくさん詰まっているから、将来子どもたちがこれをも見たら嬉しいんじゃないかな」って言ってくれました。それを聞いて、やっぱり家族の大切な思い出として残していきたいなと思って続けることにしたんです。

 

――素敵ですね! 確かに、Aiさんの投稿は、お子さんへの愛が溢れていますもんね。お子さんだけじゃなく、子どもが好きなんだなぁと感じます。

私、元々は保育士だったんです。ずっと子どもが好きだったこともあって、保育士になりました。

 

――そうなんですね! 保育士のお仕事はいつまで続けられていたんですか?

結婚と同時に仕事は辞めたんです。やはり子どもが好きなので、自分の子どもが産まれたら本当にかわいすぎて。ずっと一緒にいたいなと思ってしまって。

 

――では、しばらくお仕事はしない感じですか?

下の息子が幼稚園に行きはじめたことをきっかけに、フォトグラファーとしての活動をスタートしました。子どもが生まれて、親バカが興じて写真を撮ることが好きになったんですが、Instagramをきっかけに知り合ったカメラマンさんに写真を褒めてもらったり、フォトグラファーとしてのお仕事を依頼していただくことが増えて。自分の子どもを撮る以外にも、元々大好きな「子ども」を被写体として撮影をするということがすごく楽しいと感じたんです。子どもたちの成長って本当にあっという間。その瞬間を記録することってすごく大切だと思うし、プロに撮ってもらうことでいつもとは違った表情も撮れると思うんです。子どもが小さいので、まだまだ活動できる時間は少ないんですが、フリーランスのフォトグラファーとして、家族写真やお子さんの写真をメインに撮影をしています。

 

自分が楽しむことを心がけているママはとっても素敵!

――すごいですね。Instagramをはじめていなかったら、フォトグラファーという職業に就くことはなかったかもしれないですもんね。

お恥ずかしながら、元々はフォトグラファーという職業があることも知らなかったんです。ママになってSNSを始めたことをきっかけに、こうして知らなかった職業に出会い、それで自分が活動できる機会を得たのはすごく幸せなことだなと感じています。

 

――家族写真を撮影していると、たくさんのご家族との出会いがあると思います。Aiさんが、素敵なママだなと思う人ってどんな人ですか?

私が素敵だなと思うママは、まず自分が楽しむことを心がけている人です。写真を撮っていても、ママが楽しんでいてハッピーだと、そのお子さんたちもすっごく楽しそうでいるのを感じるんです。そういうママを見ると、私も子どもたちが楽しい未来を生きていけるように、自分が道しるべになりたいなと思うし、ママが幸せに生きることで、子どもたちの選択肢を広げてあげられるようにしたと思います。

 

――SNSをはじめたことで、すごく人生が豊かになり、子育てにも良い影響を与えているんですね。

私の投稿のコメント欄で、フォローしてくださる方たちに良い連鎖を生んでいるなと感じるときがあって。例えば、コメントで誰かが育児の悩みを投稿すると、それに対して別のフォロワーさんが返信をしてくださっていたりとか。小さなことかもしれないけれど、私のインスタがそんな風に誰かの悩みを解決する場になっているのなら嬉しいなと感じています。あとは、よく「Aiさんのインスタを見ると元気になります」「子育ての楽しさが伝わります」などと言っていただくことも多くて。今ってどうしても子育ては大変という風潮があって、子育てをネガティブに捉えてしまう人もいるなと感じていて。もちろん、子ども二人を育てていたら、私も現実では大変だなとか、疲れた〜、もう無理〜、っていうことは毎日のようにあります(笑)。だけどやっぱり、子どもとこんなにべったり一緒にいられる日々ってすごく楽しいし、本来は幸せなことだと思うんです。

なので自分のインスタはなるべく楽しかった思い出だけを記録するように心がけていて。それを子育てで辛いことがあったり、悩んでいるママが私のInstagramを見て、なんだか楽しそうだなとか、子育てって楽しいものだよねって少しでも感じてくれたらいいなと思っています。

 

――Aiさんの今後の目標や、やってみたいことはなんですか?

子どもが生まれてから人生観が180度変わりました。Instagramをはじめて、たくさんの人達と繋がって、その先にカメラとの出会いがありました。カメラがこんなに楽しいんだ! という発見は、これからさらに私の人生を変えていくと思います。大きな夢で言えば、いつか、子どもの手が離れたらカメラを持って日本一周をして、日本中の家族写真を撮りたいんです。みんなの幸せな瞬間を切り取れたら嬉しいなと思っています。

そして、ママとしてはまず「自分自身が幸せであり続ける」ということを選択していきたいです。ママ自身が毎日が楽しいよ! 生きるってハッピーだよ! という背中を見せることは、子どもにとって一番の自己肯定感を育てることに繋がると思うんです。なのでこれからも大好きな家族の近くで、いつも笑っていられるママでいたいなって思っています。

 

――最後に、MOTHERS編集部でこんなことがしたいという具体的なプランはありますか?

私自身、20代前半で結婚と出産を経験し、私と同じように若い年齢で出産を経験したママたちは社会経験や、仕事でのキャリアが少ないことで、産後の働く選択肢が限られてしまっていたり、子育てに悩んでも相談できる相手が少ないことなどを自分自身も経験しましたし、周りでも多く見てきました。そういったママたちに向けて、寄り添うようなメッセージを発信したり、解決できるようなお手伝いができたらいいなと思っています。

私がスマホ一つで、社会とつながりを持てたように今はSNS一つで自分の生き方を選択できる時代だと思うんです。まだまだ私も悩みながら前に進んでいる途中ですが、私の生き方が誰かのヒントになればそんなに嬉しいことはありません。

 

あとは、まだまだ日本ではプロに任せて「家族写真を撮る」という文化が少ないと思うので、家族写真を撮って、思い出に残すということを、日本に習慣として広めていきたいなと思っているので、MOTHERS編集部を通しても伝えていけたらと思います。

 

 

取材・文 上原かほり