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にぎりっ娘。

「家族が喜ぶお弁当」がテーマのお弁当系YouTuber。

「家族が喜ぶお弁当」がテーマのお弁当系YouTuber。

MOTHERS編集部 スペシャルインタビュー《にぎりっ娘。》

チャンネル登録者数76万人を誇るYouTubeチャンネル「にぎりっ娘。nigiricco」のにぎりっ娘。さん。家族が喜ぶお弁当をテーマに、おいしそうなレシピを日々発信しています。そんなにぎりっ娘。さんは、8歳の男の子のママでもあります。YouTubeで動画配信を始めたきっかけや、今後の活動について聞きました。

 

YouTubeをはじめたきっかけは、夫からの一言

――登録者数76万人ってすごいですよね! にぎりっ娘。さんのお弁当レシピに助けられているママたちがたくさんいるんだと思います。にぎりっ娘。さんが、SNSやYouTube配信をスタートしたきっかけを教えてください。

今まで、いろいろなSNSを使ってきたんです。妊娠中と産後しばらくはブログを書いていて、離乳食が始まってからは「mill」というアプリを使ってレシピの投稿をしてました。その頃、夫のお弁当を毎日作っていたんですが、夫から「お弁当の動画を配信してみたら?」と提案されて、動画配信をはじめることにしました。

 

――動画配信のきっかけは、旦那さんからの提案なんですね! 楽しそうにお弁当を作っていた姿を見ていたからですか?

ほんとは、保育園に入れて仕事をしたかったんです。でも、働いていない状態で保育園に入れるのが難しくて私立幼稚園に入ることになりました。そんな私を見て、ちょうどYouTubeが流行ってきていて料理動画を私自身も見たりしていたので、「これなら家にいながらでもできるし、お弁当作りが上手だからきっとできるんじゃない?」ということで夫が提案してくれたんです。毎日作っている普通のお弁当に需要があるのかはわからなかったですが、好きなことだしこれなら続けられるかもしれないと思い、手探りでスタートしました。にぎりっ娘。のロゴはグラフィックデザイナーの夫が作ってくれたんです。

 

――すごく協力的な旦那さんですね! にぎりっ娘。さんのYouTubeを見ていると、おいしそうなお料理がたくさん出てきますが、もともとお料理関係のお仕事をされていたんですか?

私、料理を専門的に学んだことも、料理関係の仕事をしたこともないんです。独身時代は、販売や事務などの仕事をして、出産を機に専業主婦になりました。お料理は、一人暮らしが長くて自炊をしていたというのと、実家の母の料理をする姿を見て育ったのが大きい気がします。すごく田舎で育ったので、外食をする機会も少なくて、毎日母の料理を食べて育ったんです。なので、特別な知識や、専門性はないのですが、母の姿もあって、もともと台所に立つのが好きというか、料理をすること自体が好きなんだと思います。あとは子どもにお弁当を作るようになって、どうやったら残さず食べてくれるかとか、楽しく食べてくれるかなとか考えているのが楽しいんです。「ママ〜おいしかったよ♡」と残さず食べてきてくれた日の感動を、他の人にもシェアしたいと思ったんですよね。

 

――YouTubeチャンネルがスタートしたのはいつからですか?

2014年の10月からです。今は、お弁当の動画本数が624本。それ以外に常備菜動画もあるので、全部で850本くらい動画投稿しています。最初の頃は、夫のお弁当を週5でアップしていたのですが、幼稚園のお弁当がはじまったタイミングで親子弁当をアップするようになりました。最近は、3日に1回くらいの頻度で更新しています。

 

――6年間でそれだけの本数を掲載するってすごいですね! 動画編集や撮影も全てご自身でやられているんですよね?

最初、夫に言われたときはめんどくさいなと思っていたんですけど(笑)、やってみたらおもしろくて、編集や撮影は独学で身につけました。夫も最初の設定や、アイコンを作ってくれたり、いろいろ手伝ってくれるので始められたなと思います。

 

――チャンネル登録者数は、はじめてどのくらいで増え始めたんですか?

最初の頃は、「一人増えた! 二人増えた!という感じでした。動画再生数も二桁くらい。なかなか伸びないなという気持ちになったことはあるけど、夫と、はじめたからには3年は続けようと約束したんです。こういうのは、3年続けないと実らないと聞いていたので、頑張りました。チャンネル登録者数が増えるきっかけになったのは、「おにぎらず」が流行ったときです。YouTubeの公式Twitterで紹介してもらったときに登録者数が増えたんです。

 

毎日続くお弁当作りを楽しい時間にして欲しい

――7年続けるというのは、やはりモチベーションになるものが必要だと思うのですが、にぎりっ娘。さんにとってのモチベーションはなんですか?

動画を投稿すると、視聴者さんからのコメントがつくんです。それを見るのがすごく楽しいんです。もともと、モノ作りが好きなので、動画を作ること自体も楽しいし、お弁当を作るのも楽しいんです。YouTubeでの配信は、私の好きがすべて詰まっているので、それがモチベーションになっています。それこそ、レシピ本のお話が来たときは、「キター――!」という感じで、頑張ってきたご褒美だと思いました。

 

――本も出版されているんですもんね! 旦那さんの一言で、人生が大きく変わりましたね!逆に、動画配信をする中で大変なことってなんですか?

お弁当のネタに悩んだときですね。何を作ろう……と悩んだときは、寝ても覚めてもおかずのことばかり考えてしまいます。でも、そんなときはたいてい、夫が「これが食べたい」とリクエストをくれるので解決します(笑)。あとは、やはりお弁当作りって毎日のことなので、あまり無理をするのは良くないなと。なのでできるだけ簡単に、誰でもマネできてということを意識するようにしています。やっているとついつい凝りたくなってしまう時もあるのですが、基本は「毎日楽しく続けられること」だと思うので。そこは考えながら作っています。

 

――お弁当作りって、多くの人の場合「大変なタスク」の一つになっていると思うのですが、にぎりっ娘。さんの動画を見ていると、前向きにお弁当作りができるようになるなと感じます。今後も、そういう動画の配信をもっと見たいと思うのですが、にぎりっ娘。さんが今後個人的に目標としていることを聞かせてください。

以前は、動画の更新タイミングがランダムだったので、最近は3日に1回更新のペースを崩さないようにしています。「楽しみにしているよ」と言ってくださる人がたくさん増えているので、その方々の期待を裏切らないためにも、動画の配信はちゃんと続けていきたいなと思っています! そしてありがたいことに、いろいろとお仕事のお話もいただいているのですが、今の私はあくまでも子ども中心の生活を送っていて、器用なタイプではないので、目の前のことをやっていくことで精一杯。なので、大きな目標を立てるよりは、まずは毎日をしっかり、一つずつやっていくことが目標ですね。

 

――では、今回参加していただくMOTHERS編集部で挑戦してみたいことはありますか?

本当にすごいメンバーの皆さんが揃っているので、私に何ができるのかなという気持ちが大きいのですが……。でも、そんな不安な気持ちをお話した上で、編集長の美里さんから「是非、お願いします」と言ってもらえたので、私にできることがあればいいなと思っています。

MOTHERS編集部のコンセプトが「ママの毎日をラクに、楽しくする」ということだったので、それは私が発信してきた、人よっては大変・苦手と思ってしまうこともある「お弁当作り」を「楽しく、でもラクして、おいしくしたい」という思いと共通する部分だなと感じたので。そういった「ママや子どもの幸せにつながる」ことを、私なりに発信できたら嬉しいなと思っています。あとは小さな野望ではありますが、いつか「お弁当といえば、にぎりっ娘。」と認知していただけるようにもっとがんばりたいです!

 

 

取材・文 上原かほり