2020.10.22
子どもたちに伝えたい「新型コロナウイルス」ってなんだろう。
2020年、新型コロナウイルスの影響により、私たちの日常はガラリと変わりました。
マスクの着用が日常化し、屋内では窓を開けて常に換気することや、ソーシャルディスタンスを保つことなど、今までの「当たり前」が当たり前でなくなってきています。
その影響は子どもたちの生活にももちろん出ています。
園や学校にも通えない日々が続き、やっとスタートしたと思ったら夏休みを短縮し、暑い中でも常にマスクを着用。夏を乗り越えてもなお、新型コロナ対策は続き、運動会も中止や縮小で開催、遠足や修学旅行も延期……など。子どもたちは、我慢をすることがまだまだ多い日々だと思います。
「新型コロナウイルスってなに?」
「新型コロナウイルスってこわいの?」
「新型コロナウイルスはいつまで続くの?」
そんな子どもたちからの問いかけに、大人としてどう伝えるのが良いのだろう……。
このようなお悩みを抱えているママたちも多いのではないでしょうか。
そんなママたちにおすすめの絵本『せかいがかぜをひいたから』をご紹介します。
この絵本はMOTHERS編集部 編集長で、編集者として数々の作品を手掛けてきた小脇美里と、MOTHERS編集部デスクの産婦人科医の高橋しづこさんが保育園のママ友であったということから絵本の制作がスタート。
自分の子どもに伝えたい「新型コロナウイルス」の話を、子どもにもわかりやすい言葉、やさしいイラストで表現した、まさにママの想いから生まれた1冊です。
現役医師が子どもたちに絵本で伝える“コロナウイルスのおはなし”『せかいがかぜをひいたから』
作者である現役医師の高橋しづこさんが、自分の子どもに伝えたい「新型コロナウイルス」の話を、イラストにまとめたところから制作がスタート。
世界中で新型コロナウイルスが流行している今、新型コロナウイルスとは何かということ、感染に関して気をつけるべきこと、そして日常の過ごし方などを、子どもにも理解しやすいように伝える必要があると感じたそうです。
また日々、現場に立つ医師として感じた医療従事者が直面している困難や、仕事における使命感を伝えながら、子どもたちにも協力を求めるストーリーにすることで子どもたちにも「自分ゴト」として考えるきっかけを与えます。
たった一人から、世界中に広がった新型コロナウイルス。だからこそ一人ひとりが頑張ることで、多くの人を助けることだってできる。
そんな思いと共に、これから子どもたちが生きていく上でも大切にしてほしい「自分を大事にすること」「思いやりを忘れないこと」というメッセージもこめられています。
TBS江藤愛アナウンサーによる読み聞かせ動画も公開
TBSがこの絵本の主旨に賛同したことをきっかけに生まれた読み聞かせ動画は、『ひるおび!』や『CDTV ライブ!ライブ!』(TBS)でおなじみの江藤愛アナウンサーが読み聞かせを担当。またドラマ『コウノドリ』(TBS)のピアノ演奏や日本人クラシックピアニストとして初めて武道館公演を成功させるなど、幅広い活躍を見せるピアニスト清塚信也さんがこの動画のためにオリジナル楽曲を制作。
『逃げるは恥だが役に立つ』 『大恋愛』(TBS)など数々のヒット・ドラマを世に送り出した金子文紀監督が演出を手掛けてくださいました。
この特別な動画は、見る人を感動させ、勇気づけると大きな話題となりました。
TBS公式YouTubeチャンネル「YouTuboo」にて公開されています。
▼動画はこちら
MOTHERS編集部デスクのメンバーもおすすめ
MOTHERS編集部デスクで、乳幼児睡眠コンサルタントである愛波文さんもこの絵本を紹介しています。
ニューヨーク在住の愛波さん。
なかなか新型コロナウイルスの感染拡大が収まらないニューヨークでは、まさに子どもたちは不自由な生活を強いられているそう。そんな子どもたちに向けて、未知のウイルスについてわかりやすく伝える絵本は素晴らしいとInstagramでも紹介してくださっています。この絵本は国境を越えて広まっています。
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ストーリーズでも紹介されています。
整理収納アドバイザーのshiroiro.homeのakiさんも紹介してくださっています。
溝口奈々さんのカフェ”UP COFFEE”にもこの絵本を置いてくださっています。
著者・高橋しづこさんが感じる反響
『せかいがかぜをひいたから』の発売以来、教育機関と医療関連学会を介しての反響を多く感じています。
大変ありがたいことに、一般の方や教員の方が小学校や児童館などの教育機関に絵本を寄付してくだり、読み聞かせをしたり、子どもたちへの話題として取り上げてくださったりしています。
また、私自身も「自分を大切にする」ことの大切さを軸として、オーストラリア国立大学と東京家政大学で講義をしました。
子どもからも大人からも嬉しい反響が多く、
「たたかうのではなく、自分を守る、大事にします。」(小2)
「お医者さんは命をかけて患者さんをまもるんだ。思いが違うんだ。おもしろかった。」(小3)
「勇気を出して優しい言葉をかけようと思った。」(大学1年)
「自分を褒めることを大切にしようと思った。」(看護師)
「やさしさは連鎖すると信じて、愛をもって周りの人に接していきたいと思いました。」(大学1年)
などを100名以上もの方から嬉しい感想をたくさんいただきました!
また、日本小児科医会や日本外来小児科学会、日本医療倫理学会からも認めていただき、医療関連学会内でも拡散されております。今後は国際的な展開に向けて頑張っていこうと思います。
著者:高橋しづこ
withコロナを生きる
この絵本の制作に携わった、MOTHERS編集部 編集長の小脇美里はこう語ります。
「新型コロナウイルスはきっと完全になくなることはすぐにはないと思うので、これからも上手に付き合っていかなくてはならないんだろうなと思います。
だからこそ、いろいろな不自由を強いられている子どもたちに少しでもわかりやすく。
そして少しでも優しい気持ちや思いやりを持つことを伝えられたら嬉しいなと思います。
そして子どもだけでなく、全ての人が“自分を大切にすること”を忘れずにいて欲しい。
そんな想いを込めて、制作した絵本です。」
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まだまだ新型コロナウイルスと付き合う日々は続きますが、不安な日々を少しでも前向きに過ごせるように。この絵本をMOTHERS編集部としても推薦させていただきます。
この絵本はチャリティ企画として、売上(制作費を除く)は日本赤十字社活動資金へ寄付されます。
『せかいがかぜをひいたから』詳細情報
公式サイトはこちら→https://w-lab.co.jp/special/book-covid19/
販売サイトはこちら→https://www.yomo-ehon.com/products/207