2026.08.21
【連載vol.17】現役JKが語る、14歳で飛び込んだアメリカ留学のリアル
―スーパーで最初の衝撃―
アメリカでの食事は、正直、私にとって衝撃の連続。
家族旅行で何度か訪れたことがあるアメリカだが、旅行となると短期間のもので、その国々の食事をそれなりに楽しめるものだ。しかし、留学となると訳が違う。
その食事が毎日続くのだ。
日本の食卓には、母の手料理があって、旬の食材があって、季節ごとの味がある。これらの要素が、私たちの食卓を彩り、特別なものにしてくれる。
そんな環境で14年間育ってきた私を待っていたのは、想像以上にカルチャーショックな食生活だった。
初めてアメリカの巨大なスーパーへ行ったときのこと。
店内はとにかく広い。棚はどこまでも高く、一番上の商品はどうやって取るんだろうと思うほど。
並んでいる商品の種類も量も圧倒的だった。

「ヘザーのご近所スーパーの天井は低め」
さすがアメリカ!…と思ったのも束の間。
よく見ると、その多くが加工食品だった。
学校の食堂でも、毎日のように並ぶのはハンバーガー、フライドチキン、ピザ、パスタ、ポテト。
どれもアメリカらしい定番メニューだけれど、日本人の私には少し重たかった。
―「美味しくない」では終われない―
さすがにパンは美味しいでしょ!
そう思って、食パンらしきものを手に取り一口食べる。
…味がしない。そして、パサパサ。
「え、パンってこんな食べ物だったっけ?」
日本では、ふわふわで、ほんのり甘くて、そのまま食べても美味しいパンが当たり前。
ホームベーカリーやパン屋さんの焼きたての香りも身近だった。
だからこそ、このパンにはかなり衝撃を受けた。
週末にお父さんがよく作ってくれた手作りのパンが食べたいなぁ…。
アメリカの食事は、個々の好みに応じて多様性がある一方で、健康に配慮した食事が難しい環境だった。
毎日クッキーやチョコがおやつに並び、お昼はハンバーガーやピザ、夜はマッシュドポテトとお肉。
もちろんアメリカの食事が全部美味しくないわけではないが、14年間、日本の食文化で育ってきた私にとって、その生活に慣れるのは簡単ではなかった。






