2026.08.07
【連載vol.15】現役JKが語る、14歳で飛び込んだアメリカ留学のリアル
―真緑のバースデーケーキ―
学校にもだいぶ慣れてきた、といいたいところだが、課題の多さにまだまだ度肝を抜かれ、先生の早口英語に悩まされている日々。そんな中、何度目かの週末がやってきた。
今日は朝から寮がバタバタしてる。走る足音、「ハサミとのり貸して!」という声も聞こえてくる。
そう、今日は同じ寮に住む韓国人の女の子、ハナの誕生日なのだ!
大慌てでHAPPY BIRTHDAYの飾りを準備して、みんなでカメラを構える。主役が降りてきた瞬間、朝からバースデーソングの大合唱。
そしてお待ちかね、バースデーケーキの登場だ。
寮母さんが買ってきてくれたケーキの箱が開いた瞬間、一瞬思考が止まった。
真緑のバースデーケーキが、そこにあった。
何味なのか、想像すらつかない。 でも周りのみんなは「美味しそ〜!!」と歓声を上げている。
え?!美味しそう?!

「真緑のバースデーケーキ」
ハナがご丁寧にびっくりサイズに切り分けてくれて、朝からとんでもないカロリー摂取が始まった。
真緑のケーキを一口。うん。あっっっっまい。
例えるなら、滑らかな砂糖に練乳をかけてガムシロップも足して混ぜた感じ? 何味かは最後までよくわからなかった。
―Nextカラーは…?-
この学校では誰かの誕生日を学校全体で祝う文化がある。その夜、ダイニングホールでハナの誕生日が改めてお祝いされた。
学校からプレゼントされたケーキは…ショッキングピンク!
ハナがショッキングピンクのケーキもお裾分けてくれたが、これも甘すぎて何味なのかはよく分からなかった。
みんなでバースデーソングを歌う。さすがアメリカ。フー!だのホー!だのヒュー!だの、とにかく声が大きい。全員が全力だ。
学校が始まったばかりで、まだ知らない人がほとんど。それでも全員がこんなに誕生日を祝ってくれる。自分の誕生日でもないのに、じわっと心が温かくなった。
すごく幸せな環境にいるんだな、と。

「全力で祝うバースデー、やっぱり素敵」
ショッキングピンクのケーキもお裾分けしてもらったけど、これまた甘すぎて何味かはよくわからなかった。
やるな、アメリカ。
何度書いても伝えきれないけど、みんな本当に笑っちゃうくらい声が大きい。 全力で、遠慮なく、とにかく大きい。
最初は圧倒されてばかりだったけど、この空気が、だんだん好きになってきた。
えちかー!声出してこー!!






