2026.07.17
【連載vol.12】現役JKが語る、14歳で飛び込んだアメリカ留学のリアル
―離れていても、つながっている―
アメリカでの毎日は、とにかく刺激的だった。 新しい文化、新しい友達、新しい挑戦。
一生に一度の経験をしているんだな、と日々感じていた。
でも、毎日がハッピーで埋め尽くされているわけじゃない。 慣れない環境に、慣れない課題。 心が折れそうになる夜だって、もちろんあった。
そんな時にいつも心を軽くしてくれたのが——母との電話だ。
電話やビデオ通話。その時間が、私にとっての宝物だった。

「初めて開脚ができた記念電話」
ある時、母がしみじみと言った。 「ママ達の時代はね、国際電話って親にびっくり仰天の請求が行くのよ。顔を見て話すなんてもちろんないし、携帯もないし。その分、留学の覚悟が全然違ったわよ。」
確かに。 顔を見ながら話せるって、今は当たり前だけど、その安心感はやっぱり違う。
わずかな時間に、留学での出来事や友達の話をひたすら母に話した。 時にアドバイス、時には励まし。 今思えば、アメリカにいる間、母は一切お小言を言わなかった。
自分で考えて、自分で乗り越えろということだったのだろうな。
大笑いしたり、泣いたり。些細な日常から大切な話まで、時間いっぱい話した。 それが私の、パワーの源だった。
父とは時差の関係でなかなか話せなかったけど、たまに繋がれた時のくだらない会話がまた最高に良いものだった。
「彼氏は出来ないのか?」って聞いてくる父。 強がりにも程があるよ。
しかし、学校の課題が3つ4つも重なると電話ができない日もあった。遠距離恋愛って大変ね〜と母は呟いていた。
いつしか友人たちから聞かれるようになった。 「えちかのママ、いつアメリカに来るの?」
なぜ?って聞くと、 「だって、ママと電話してる時のえちか、いっつも大笑いしてるんだもん。何がそんなに楽しいのか気になって。」
私の母ね、桁外れに面白いの。 怒ると死ぬほど怖いけど。
電話中に友人たちが乱入してくることもあって、顔だけは知ってる状態に。 でも実際に会うのとは訳が違うよね。 父は入寮の日に来てくれたし、今度はぜひ二人そろってアメリカに来てほしいな。

二日に一回の電話乱入」
でもね——いつの時代も、お手紙って嬉しいものだと思う。
冬休みから戻って久しぶりにメールボックスを確認したら、白い封筒が一通。 開けてみると、小学校の頃の先生からのお手紙だった。 それはそれは美しい筆記体で。
ものすごく嬉しくて卒業まで部屋の壁に飾って、友達にも自慢した。
LINEもメールも便利だけど、手書きの文字には、それだけで人を幸せにする力がある。だから私は今も、できる限り手紙を書くようにしている。





