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2026.07.03

FAMILY/家族・子供

【連載vol.10】現役JKが語る、14歳で飛び込んだアメリカ留学のリアル

―エッセイ、エッセイ、またエッセイ―

窓のブラインドの隙間から見える外は、相変わらず真っ暗。
隣ではローラが気持ちよさそうに寝息を立てている。

私はというと、消しゴムのカスを指でこねたり、洗いたての髪の毛をつかんで本数を数えてみたり。モコモコのパジャマと膝掛けに包まれて、「このまま寝たい…」という気持ちを必死に振り払うために、親指と人差し指で両目を見開いた。

最近の私を苦しめているもの、それは大量のエッセイ。

英語でエッセイ。社会でエッセイ。理科でエッセイ。
そして——数学でもエッセイ。

数学でエッセイって何???誰か教えて???

そんな心の叫びが先生に届くはずもなく、私は今日も黙々とパソコンに向かってアルファベットを打ち続けている。
この努力、誰か褒めてほしい。

「夜中まで徹夜の作業」

 

―面倒くさい。でもためになる。―

 

エッセイと聞くと、とにかく面倒臭いという印象を持つ人がほとんどだろう。その通り、とにかく面倒臭い。

しかし、自分の理解を言語化することの大切さをアメリカに来て身をもって感じた。

日本でも感想文を書く機会は多かったけれど、ここで書くエッセイの量は比べものにならない。
学んだことや調べたことを言語化していくと、
「自分は何を理解できていないのか」
「何が足りていないのか」
が自然と見えてくる。

とはいえ、やっぱり多すぎじゃない?

「情報過多でパンクするよ…」とある時、隣で同じく宿題をしていたローラに愚痴ってみたけれど、返事はなし。
魂の抜けた目でパソコンを見つめるローラを見て、
「あ、いくら英語ペラペラに喋れてもエッセイはきついんだ」と少し安心した。

中でも一番大変だったのは英語のエッセイ。
理科や社会、数学はデータや証拠があるけれど、英語はそうはいかない。

初めて書いたのは詩の分析。
作者は何を伝えたいのか。なぜそう考えたのか。
正解のない問いに、自分の考えを根拠と一緒に言葉にしなければならない。

書き進めていく上で自分の分析が全然足りていないことに気づくことが何度もあり、詩を何十回と読んでいるうちに、気づけば暗記していたこともあった。

話し合ったらエッセイ。実験したらエッセイ。証明したらエッセイ。
そんな毎日を繰り返すうちに、「理解を言葉にする力」が少しずつ身についてきた気がする。

エッセイは今でも楽じゃない。慣れるものでもない。
でも、ただ面倒なものから、自分を成長させてくれるものへと、私の中で確実に変わっていった。

考えていることは、言葉にしなければ伝わらない。このエッセイ地獄で身についた力は、
「書く」だけでなく、「話す」「聞く」にも、きっとつながっていくんだと思う。

編集長 小脇美里

MOTHERS編集部 編集長。

ファッションエディター/ブランディングディレクター。

ママたちの絶大な支持を集め、数々のヒットを生み出すヒットメーカーとして、経済界からも注目を集める。
令和初のベストマザー賞・経済部門受賞。
鯖江市顧問/SDGs女性活躍推進アドバイザー。2児の母。

MOTHERS編集部 編集長。

ファッションエディター/ブランディングディレクター。

ママたちの絶大な支持を集め、数々のヒットを生み出すヒットメーカーとして、経済界からも注目を集める。
令和初のベストマザー賞・経済部門受賞。
鯖江市顧問/SDGs女性活躍推進アドバイザー。2児の母。

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