2026.06.12
【連載vol.07】現役JKが語る、14歳で飛び込んだアメリカ留学のリアル
―Team RED vs Team WHITE―
実は日本とは異なり、この学校では、一人ひとりが全く違う時間割を持っているため、毎時間授業のメンバーはバラバラ。
日本の学校のような「クラス」という概念がない。
その分、学年を超えていろいろな人と交流できるから、
基本的にみんな仲がいい。
……のだが。
年に3回、友情?なにそれ?というレベルでバチバチになる瞬間がある。
そう。
COLOR COMPETITION(カラー・コンペティション)だ。
入学式のあと、新入生が
Team RED か Team WHITE
日本で言う紅組・白組のどちらかに振り分けられる儀式がある。
雰囲気はまるでハリーポッターの組み分け。
一度決まった色は、基本的に卒業まで変わらない。
しかもこのチーム、団結力がとんでもない。
例えば、
親が卒業生で、当時Team REDだった場合、その子どももTeam REDになる。
日常的にクイズ大会などが行われ、
そこで少しずつポイントが加算され、
最終決戦は――運動会。
ちなみに近年は、Team WHITEが5年連続優勝中。
……そして私はというと。
Team REDに見事配属された。
エマと一緒に、
「赤の方がグッズ可愛いし!」
「白、地味だし!」
と、まるで負け犬の遠吠えだ。
秋学期・冬学期・春学期の3学期制なのだが、
学期ごとに Spirit Day(スピリットデイ) という日がある。
この日は、自分のチームカラーのTシャツやトレーナーを着て登校する。
校内が赤と白に真っ二つに分かれる光景は、なかなか面白い。
……やっぱり赤の方が可愛い。

「運動会当日のTeam REDのTシャツ」
さらに、それぞれのチームには応援歌がある。
Team REDは、
R・E・D・S!
REDS!REDS!ARE THE BEST!
シンプル。めちゃくちゃ覚えやすい。
一方、Team WHITE。
早口かつ長くて何言ってるかよく分からない。卒業した今でも結局何を言っているのかわからなかった。
ここでもエマと顔を見合わせて、
「Pardon?(なんて言った?)」
と、相手に聞こえないレベルの小声で負け犬の遠吠え。
結果が発表されるのは、卒業式の前日。
全校生徒が集まり、体育館は異様な熱気に包まれる。
優勝トロフィーには、
歴代キャプテンの名前が刻まれている。
結果をネタバレしてしまおう。校長先生の口から発せられた色は。
RED!!!!!!!!!!
5年ぶりの優勝に、Team REDは大・大・大盛り上がり!
Team WHITEからはブーイング。
それに対してTeam REDは全力で煽る。
エマはというと、
「ウェーイ!!!!!!」
と言いながら、そこらじゅうを練り歩いていた。
普段は、固定されたチーム意識なんてほとんどなく、
みんながフラットに仲良くしている。
でも、たまにこうやって一体感を感じられる瞬間があるのも、この学校の好きなところだ。
R・E・D・S!
REDS!REDS!ARE THE BEST!





