2026.06.19
【連載vol.08】現役JKが語る、14歳で飛び込んだアメリカ留学のリアル
―アメリカでの長期休暇―
待ちに待った長期休暇!
アメリカには年に4回の長期休暇があり、11月にはThanks Giving(サンクスギビング)に合わせて2週間のお休みがある。
サンクスギビングは、11月の第4木曜日。
親戚一同が集まり、七面鳥を囲んで過ごす、まさに「家族の日」だ。
私は留学中、日本には一度も帰らないと決めていたので、この休暇はホームステイをすることになった。
ホストマザーは、ヘザー。
犬と一緒に暮らす女性で、真っ白な歯のキラキラ笑顔とともに
「Hi Echika!」
と、大きなハグで迎えてくれた。
初対面なのに、なぜかホッとするハグだった。
迎えの車には、黒と白とグレーが混ざった、もしゃもしゃの小型犬。
落ち着きなくジャンプを繰り返すその子の名前はサム。
警戒心ゼロの、可愛すぎるわんこだ。

「もしゃもしゃ犬、サム」
学校から車で1時間半。
自然に囲まれた静かな住宅街にあるヘザーの家は、木の温もりを感じるウエスタン調の白いお家だった。
用意してくれた部屋は、白で統一された可愛らしい空間。
大きなベッドにサムと一緒にダイブして、早速テンションが上がる。

「可愛すぎるヘザーのお家のお部屋」
夜ごはんはヘザーがサーモンを焼いてくれた。
日本の食卓ほど色とりどりではないけれど、心温まる「家庭の味」を食べた気分になった。
そして何より感動したのは、そう湯船!
久しぶりに足を伸ばしてお風呂に浸かり、
思わず「フゥワー」と声が出た。
その日は、いつも以上にぐっすり眠れた気がする。
翌日、台湾から来た留学生の女の子も合流。
彼女が持ってきたのは、まさかの台湾茶セット。
急須、茶器、茶葉までフル装備。
毎朝、本格的な台湾茶を飲むサンクスギビング休暇が始まった。
台湾、最高。

「美味しすぎる台湾茶」
―Thanks Givingの正しい過ごし方―
そしてアメリカの長期休暇の最大の魅力。
宿題が一切ない。
映画を見て、犬と遊んで、本を読んで。何もしない贅沢な時間。
「3日で飽きるでしょ?」と言われそうだけど、
私はこの時間が永遠に続けばいいと思っていた。
…一方、サムは徐々に私と遊ぶのに飽きてきた様子だったけれど。
そして迎えたサンクスギビング当日。
ヘザーは、毎年家族で妹さんの家に集まるらしい。
私たちも行っていいのかと聞くと、ヘザーは即答で言った。
「何言ってるの!一緒に行くに決まってるでしょ。
私の家にいる間は、あなたたちも家族なんだから。」
サンクスギビングが始まる前に母は私に海外の方はみんな家族をすごく大切にしているし、家族ファーストだからもしかしたらサンクスギビングの日はお留守番になってしまうかもしれない。だからと言って悲しむことはないし、プラスに考えて家族ファーストってとっても素敵なことだなって考えたらいいのよと言われていた。
だからこそ、このヘザーの一言に胸が、じんわりあたたかくなった。





