2026.05.22
【連載vol.04】現役JKが語る、14歳で飛び込んだアメリカ留学のリアル
―初日の朝、アメリカは想像以上だった―
朝、少し気まずそうに私を起こしてくれたルームメイトのローラに感謝しつつ、寒さに鳥肌を立てながら洗面所を探す。
初日の朝から、軽く迷子である。
「寝坊?」と思われそうだが、言い訳をさせてほしい。
目覚まし時計が壊れていた。新品なのに。
電池も替えてみたし、振ってもみたし、叩いてもみた。それでも動かない。
壊れていたのだ。
私の住む寮は2階建てで、洗面所は各階に2つあると聞いていた。
……もっとドアに「TOILET」って書いてほしい。
部屋を出てすぐ目の前のドアが洗面所だったことに、後から気づく。
シャワールームは浴槽はついていない。
ああ…日本のお風呂がもう恋しい。
準備を終えて昨日配られた時間割の紙を確認した瞬間、頭がフリーズした。
アメリカに来て、わずか2日目。授業開始。しかも8時間授業?!休み時間なし?!
教室移動があるのに、休み時間がないってどういうこと?
表情は真顔を保っていたと思うが、心の中は完全にパニックだった
―映画の世界での朝ごはん―
朝食は7:20から。
リビングに集まっていた、まだ名前も分からない同級生らしき女の子たちと無言でダイニングホールへ向かう。
このダイニングホールが、とにかくすごい。
左右の壁には歴代の校長の肖像画や写真がずらりと並び、正面には学校の創始者の立派すぎる肖像画、そして高い天井。
……あれ?どこかで見たことある。
そう、完全にハリーポッター。

まるでハリーポッターの世界のようなダイニングホール
朝食は、スクランブルエッグ、ベーコン、ベーグル、フルーツとTheアメリカンな献立。
朝からベーコンは重いので、私は卵とフルーツを選んだ。
静かすぎる朝ごはんに、少し気まずさを感じながら食器を片付けた。
味については、ここでは触れないでおこう。
7:50からの朝礼に向かっていると、後ろから突然、
「えちかー!!」
と、体育館レベルの声が飛んできた。
この声量、このテンション。間違いない、ケイティーだ。
昨日よりさらに全身お花仕様の彼女の隣には、とにかく背の高い女の子。
先輩かと思って挨拶すると、ケイティーがさらっと言った。
「えちか14歳でしょ?
シンディー、私たちと同級生だけど12歳なんだよ。」
……え?
12歳?
目を見開く私に、シンディーは笑いながら説明してくれた。
「身長が高いから、よく年上に間違われるけど、まだ12歳なの。」
どう見ても12歳じゃない。
エキゾチックでとても知的な印象の彼女は、目力も強く、とても12歳には見えなかった。
だって日本では12歳ってランドセル背負ってるでしょ?
想像したらなんだかちょっとクスッと笑みが溢れた
同じクラスに12歳と14歳がいる。日本では考えられないこの感じ。
ああ、私、本当にアメリカに来たんだ。
そう実感した、初日の朝だった。





