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2024.10.10

FAMILY/家族・子供

編集長の部屋

【板野友美×編集長 小脇美里 スペシャル対談・後編】 すべてのママたちに伝えたいこと 板野友美×小脇美里が考える、女性活躍推進のこれから。

14歳で国民的アイドルAKB48に所属し、神7と呼ばれ、中心的メンバーとして活躍した、板野友美さん。22歳でAKB48を卒業し、29歳でプロ野球選手と結婚。第一子を30歳で出産。母・妻・経営者・タレントとして4足のわらじを履く多忙を極める板野友美さん。

後編では、女性活躍推進のこれからについて、MOTHERS編集部編集長・小脇美里と語っていただきました。

女性をエンパワーメントしたいという思い

 小脇:妊娠中から産後に、会社を設立されていますが、タレントさんがアパレルブランドを立ち上げるとき、「お洋服が好きだったから」という理由をよく聞きます。でも、それだけではなく、女性をお花にたとえて、女性が花開くように“全ての女性をエンパワーメントしたい”という発信をされていたのを拝見して、そんなに深く考えているんだ! って、失礼ながらともちんにそんなイメージがなかったので、驚きがあったんです。会社経営については、どんなお気持ちで進めていらっしゃるのでしょうか?

 

板野さん(以下、板野):まず、ブランドを自社で展開しようと思ったきっかけからになるのですが、私はコロナ禍での妊娠、出産だったんです。華やかな芸能界でお仕事をさせてもらっていたところから一変して、ほとんど外出もできない状態で、ずっと家ですっぴんで過ごしていました。だんだんと気分も憂鬱になってきた時に、ちょっとお化粧をしたり、洋服もおしゃれしたらすごく楽しくって。誰に会うでもなく、ただおしゃれをして可愛くするということだけでも、前向きになれて。今までは当たり前にしていたから気づかなかったけれど、一度家に篭ってみて、ファッションやメイクってすごく大事なことなんだなと改めて気がつきました。だから、お洋服を含めたライフスタイルブランドをやりたいと思ったんです。

 

小脇:コロナ禍での妊娠・出産は大変でしたね。

 

板野:私以外の皆さんもそうだと思いますが、初めての出産ということもあり本当に不安でいっぱいでした。

そしてブランドをはじめたもうひとつの理由は、野球選手の妻だから、彼のためにお家でサポートしてほしいとか、お母さんになったらこういう服を着なきゃいけないとか、そういう声を聞くこともあって。でも、私はいままでの「こうしなきゃ」に当てはめられたくないなという気持ちが大きかったんです。だから、誰かの決めた固定概念に縛られずにいくつになっても、ママになっても、かわいいものはかわいいと言いたいし、好きなものを身につけてもいいんだよってことを伝えていきたいなと思って立ち上げました。

 

小脇:なるほど。確かにどうしても守るべきものが増えた分、自分の“好き”が後回しになってしまうこともあるかもしれないですよね。ファッションって、着るだけで瞬間で気分が変わるから、慌ただしい日常の中でパッと手軽に手に入れられる変化なのかもしれなですね。

私も、いつもはパンツ派なのですが、今日、ロージーのワンピを久しぶりに着たら子どもたちに「ママかわいい♡」って朝から大絶賛されて気分がよかったです(笑)。

ファンの方に“推し”が幸せになる姿を見てほしい!

 板野:私のファンの方は昔から女性が多くて。そして同世代が多いからちょうど20代〜30代でライフスタイルの変化の時期でもあって、同じようなことで悩んでいたりするんですよね。「結婚したいけど、仕事が忙しくて余裕がない」とか、「子供を産んだら、仕事は辞めなきゃいけない?」というような声がたくさん届いていて。

だからこそ、選択肢はひとつじゃないということを、私は身をもって伝えたかった。そのために経営者としての成功もみなさんに見せられたら、納得してもらえるかなと。そうすることで、ずっと応援してくれるファンの皆さんの選択肢を広げたいというのがいちばんの願いです。

 

小脇:確かに、ともちんがAKB48の神7と呼ばれていた頃にファンだった子は当時小学生、中学生で、いままさに20代とか30代でママになっている人もいると思うんですけど、ちょうどさまざまな選択を迫られる世代ですよね。

 

板野:そうなんです。だからこそ“推し”が幸せになるところを見てほしいと思っていて。

 

小脇:ファンを背負ってるんですね! アイドルとしてのネクストステージを覚悟をもって突き進んでいるというのが、すごいなと思います。ファンの方もその言葉を聞いたら嬉しいだろうなぁ〜。

 

板野:ファンの皆さんとの関係が濃いのかも(笑)。ファンの子自体の成長を、親戚のお姉ちゃんみたいな感覚で、一緒に見守らせていただいている感覚。だからこそ、ファンの子に会ったときに、その人自身もキラキラ輝いていてほしいなと思うんですよね。女性が自分自身をエンパワーメントして、やりたい道を突き進む、輝く女性の集団を生み出すというのが私たちの会社の目標でもあるんです。だからこそ自分が先陣を切って、女性としての生き方を見せて、ファンの人たちもハッピーになってほしい、大きく言ってしまえば、世の中全体で女性が活躍できる場をつくっていけたらいいなと思います。

 

小脇:ものすごく真面目ですよね。メディアイメージの板野友美と全く別で、話せば話すほど異常に真面目 (笑)。大丈夫かなと心配になるほど。

 

板野:そうなんですよ〜。どうしてもイメージ的にはフワッとして見られがちなんですが、会社の経営もガチで自分でやっているし、自分でも嫌になるくらい真面目です(笑)。アパレルのほかにも、アイドル育成など、実はいろいろな事業を進めていますが、それぞれに事業目標があるんです。共通して言えるのは、「がんばっている女性を応援する」ということです。みなさんのロールモデルになれるように、まずは自分が憧れの存在になってもらえるようになりたいなと。

 

小脇:真面目にがんばるともちんが、私はすごく好きです! きっとこういう人が世の中を変えていくんだろうなと思います。

 

前の世代の女性が切り拓いてくれた女性の社会進出

小脇:いま、ともちんが30代、私が40代。その上に50代、60代の方々がいて、女性が働いて子育てをするという社会を作ってきたと思うのですが……。

 

板野:50、60代の先輩方が30代だった頃、そのときの日本って男性社会だし、そこを女性が突破していくことってとても難しかったと思うんです。そんな中で、女性が活躍する扉を開いてくださったんですよね。40代の方は、上の世代の方たちが突破してくれたおかげで、仕事と子育てを両立させるということが当時よりはしやすくなったと思います。

 

小脇:そうですね。たしかに子育てと仕事の両立が叶いやすい状況にはなっていると思います。

 

板野:それでも40代の方は、まだ上の世代、たとえば専業主婦率の高かった母親世代からの意見などとも葛藤しながらだったでしょうし。仕事と子育てを両立しても、自分のことまではなかなかできなかったと思うんです。

 

小脇:自分時間は……ないですよね。子供が小さいうちは特に、子育てと仕事を両立するためには、自分の時間は全部犠牲にして、睡眠時間も削って・・みたいな数年だったなと思います。

 

板野:そうですよね。そんな先輩方がいたからこそ先輩たちのアドバイスを頂きながら、私たち30代の世代は、少し肩の力を抜いて育児も仕事もできるのかなと感じていて。

私が20代の子に会って話してみると、時代は確実に変わっているなと感じるし、それは芸能界でも同じで。私の時代はオーディションがあって、事務所に所属して……としなければ、みなさんに知ってもらえる機会はなかったけれど、いまはSNSなどで一般の子が人気が出て、そこからメディアに出るということもできていますよね。

だから女性の生き方も、結婚・子育て・仕事など、自分のやりたいことを自由に選択できて、自分のこともちゃんと大切にできるという世の中になっていったらいいなと思っています。そういうことを20代の次の世代の人たちに伝えていきたいんです。

 

小脇:30代の代表としてね。確かに、こんなふうになりたいっていうロールモデルがいると頑張れますよね。

 

板野:はい、30代の代表としてそんなふうに思ってもらえるように、がんばれたらいいなと思っています。

 

小脇:素晴らしい! 私は40代のゾーンですが、50代の方たちがいたから、子育てと仕事の両立を選択できるようになったなと心から感謝していますが、「じゃあ、ネイルに行きま〜す!」とは言いづらいし、マッサージに行く時間があったら仕事しないと! みたいな。別に誰にも言われていないんですが、保育園に子どもを預けるならば、その分バリバリ働きなさい! と言われているような気がして。美容院に行ってきてもなんだか罪悪感で。息子の頃は、ランチすらゆっくり食べちゃいけないなんていう謎の罪悪感に追われていました(笑)。

 

板野:ストイックすぎる! 別に何も悪い事してないのに……!

 

小脇:そう! なんなら私なんて、美容院に行っている間もずっとパソコン持ち込んで、原稿書いてるいるのにって。でも、それを大っぴらに言えない空気感を勝手に感じてしまっていて。

でも私たちより下の世代のゆとり教育を受けてきた人たちは、私たちみたいな根性論は通じないと思いますから、少し考えも違うでしょうね。だからこそ、ともちんの世代が、自由に楽しそうに働いて、子育てしているのを見せてくれたら、若い世代の希望になると思います。

 

専業主婦の母に育てられたゆえの葛藤

板野:子どもを産んですぐ仕事復帰をしたので、母親から「子どもが小さいんだから、一緒にいてあげないとかわいそう」とか言われたんです。母からしたら何の悪気もないし、なんてことない一言だったと思うんですが。 その言葉は私の中にすごく残っていて。

 

小脇:わかります。私も専業主婦の母に育てられて、常に母が家にいて幸せだった記憶があるからこそ、そうではない自分に悩み、ずっと葛藤していました。

 

板野:働いていてもいつも、娘のための時間が少ないかな? 大丈夫かな? とか、自分の中では夜6時から寝かしつけまでは絶対に一緒にいると決めているけれど、じゃあほかの保育園に行っていない子に比べたら、過ごす時間が少なくてかわいそうなのかな? っていうのは、ずっと心にあって、その気持ちと闘いながら……という感じです。

 

小脇:すごくわかります。常に悩むし、葛藤がありますよね、やはり。

 

板野:でも、週に1回は彼女の日と決めていて、娘の行きたいところに行くようにていて。今後、彼女が大きくなったときに、ママが憧れの女性と思ってもらえるように、がんばろうと思っています。自由な時代だとは言っても、そこにあぐらをかくようなことはよくないと思っていて、娘にも夫に対しても感謝の気持ちは忘れたくないです。

ママだけが子育てをするわけじゃないですよね。パパやまわりの家族が一緒に愛をもって育ててくれることで、娘によい影響を与えてくれると思います。家族じゃなくても保育園の先生だったり、シッターさんだったり、いろんな人の愛を受けて育つのはいろんな刺激があって、それが彼女にとって幸せなのかなと思っています。だからこれでよかったと今は信じて頑張っています。

 

小脇:わかります! 私は専業主婦の母に育てられて、高校生になるまで、ずっとおやつを作って待ってくれているみたいなお母さんだったので。

 

板野:同じです! 私の母も学校の先生を辞めて、ずっと家にいてくれてたから。

 

小脇:うちも幼稚園の先生だったんです。だから専業主婦の母に育てられ、幸せだったからこその葛藤がずっとありました。私の場合、本当は専業主婦になるつもりだったんです。でも、産後もありがたいことに仕事の予定が入ってしまっていて、編集者だからスケジュールが割と先までずっと埋まってしまっていて。辞めどきを逃してしまって(笑)。

保育園にも1歳で入れたので、そのまま仕事を続けました。でも、最初の頃は子どもが体調を崩しすぐにお迎えで、私もそれがうつって倒れて……というのが続き、なんのために働いてるんだろう? と悩んでいたときに、保育園の先生が「大丈夫!あと半年もしたら免疫ついて、誰よりも強くなるから!」と励ましてくださったり。救われました。いま長男は小学校3年生ですが、1歳のときから、保育園のお友だちや親御さん、そして先生方を合わせると何十人の人たちみんなで一緒に成長を見守ってくれたのがとてもいい経験だったなと。今でも本当に仲良しで、共に子育てをしあえる関係が心地よくて。

保育園先生とは、子どものうんちの硬さまで共有して、うんちが出た出ないであんなにも一緒に喜びあえるじゃないですか。そんなふうにこどものことを想ってくれる人が家族以外にいるって幸せだったなと。育児が孤独じゃないと思えたのは、保育園のおかげです。

だから、私はもちろんずっと子どもと一緒にいれるならそれもすごく幸せだと思うし、心から尊敬もしているからどちらが正しいなんて全く思わないけれど。

保育園に預けているからかわいそうなんて言う人がもしいたら、絶対にそんなことない! って伝えたいです。

 

板野:そうですよね!

 

小脇:いま3年生の息子を見ていても、さみしそうなことは何もないし、仲間もたくさんいて、いまだに保育園に遊びに行くと先生たちも受け入れてくれて、保育園で過ごした時間は最高の宝物だなと思います。ともちんが言うようにたくさんの愛に支えられている実感がありました。

 

板野:素敵な保育園にめぐりあえたんですね。

 

小脇:そうなんです。あと、悩んでいた時に先輩ママに言われたのは「じゃあ、美里ちゃん、毎日家で保育園並みのエンタテインメントを自宅で提供できるの?」と。それは無理だなと思って。ヤンチャで体力の有り余っている息子にとっては、保育園でワイワイ過ごす方が絶対楽しかったと思うんです。その代わり、土日の休みにはこれでもかっていうくらい子どもとべったり過ごして、子どもの“好き”に徹底的に付き合ってきて。全力で遊ぶ。我が家にとってはそれがすごくよかったなと思っています。

 

板野:娘には将来好きなことや、本当にやりたいことを見つけてほしいんです。私自身も、夢が途切れないでここまでこれたことはとても幸運だと思っていますが。

娘が目標に向かって進んでいったときに、ママもこんなふうにしていたな。私もできる! やるぞ!って思ってもらえるような道筋を示せたらなと思って。

 

小脇:母は、背中で語る! ですね。カッコいい。

 

母は元教師、父は銀行員という厳格な家庭で育った板野家

小脇:お父さんは銀行員なんですね。お母さんは元教師だし、すごく固いご両親だと伺いました。真面目なご両親の元で、我が道を行くという子に育ったともちんを見て、ご両親の教育に興味がわきました。どんなお母さんとお父さんですか?

 

板野:結構、口うるさいんですよ(笑)。特に母親は「こうした方がいい!」とか言うんですけれど、母親自身が幼いときに、自分の母にやりたいことを、やらせてもらえなかったという葛藤があったみたいで、自分の娘には好きなことをやらせてあげたいと思っていたようです。でも、母は大学を出ているので、私にも大学へ行ってほしいという気持ちもあって。

だけど私は歌やダンスが好きで、SPEEDになりたいと思っていたんですね。それを母が見ていて「1回は勉強してほしい」とかいろいろ言われたんですけれど、私が絶対に諦めないから(笑)。それよりも好きなことを伸ばしてあげた方がいいと母親が考え直してくれて、小さいときからいろんなダンススクールに通わせてくれました。

 

小脇:素晴らしい! 全力で応援してくれたんですね。

 

板野:そうなんですよ。だから、いろいろ言われても、めげずに自分の道を行くという感じでやってきました。父からは「自分の決めたことはやり通せ」と言われていたのもあります。だからこそ、自分で決めたことは責任をもって最後までやり通すと決めているんです。

 

小脇:芸能界を見ていると、メンタル面が安定している人は、親御さんの教育が素晴らしいんですよね。家族の仲が良いのも特徴ですよね。神7と呼ばれて、あんなに時代の中心としてアイドル時代を駆け抜けて、もう一度、次のステージで「野球選手の妻だけれど、会社立ち上げます!」ってがんばれるメンタルがすごいです。メンタルコーチングとかやってほしいくらい(笑)。

板野:あはは! メンタルの強さには自信がありますね!

 

ともちんは、イライラしない!?

小脇:話を聞いているだけでも、本当に忙しいじゃないですか。なのに見た目も美しく保ちながらって、すごく大変だと思うんですけど。どうやって自分の時間をつくっているんですか? イライラしたりしないんですか?

 

板野:しないですね。なぜかというと、見た目も「こうしなきゃいけない」と言われてやっているわけではなくて、本当に自分がずっときれいなままでいたいと思っているし、誰にも負けたくない、年齢にも負けたくないと思ってやる、自分のやりたいことだからという、いつもその考えで動いています。やりたいことに対しては、すごい熱量でできるんです。妥協しません。でも人から言われてやることに対してはやる気がおきないから、できないんですよね。

 

小脇:すごいストイックだし、意志が強いですよね。たびたび紙に書きだして、自分と対峙したりしているんですか?

 

板野:それもあるし、私は夢がたくさんあるんですよ。その夢の実現のために、夜中までYouTubeのチェックをしていても「4時間寝れば大丈夫か!」とか思ってがんばれちゃうんです。

 

小脇:なんか本当すごいこと言ってますよね、さっきから(笑)。

 

板野:ネガティブにかたむいて「無理かも」と思っちゃうと本当に無理になってしまうので、ネガティブ思考をしないということを徹底しています。どんな状況でもとにかく「大丈夫」って自分に言い聞かせて進む。そこで「大丈夫だった」という成功体験をとにかく積み上げて、コツコツ突き進んでやる! って感じです。

 

小脇:カッコ良すぎます。なんか話していると、私も頑張るぞ! ってパワーをもらえます。最後に読者のママたちに向けてメッセージをお願いします。

 

板野:まずは「自分のことを大切にしてほしい」とママたちに伝えたいです。

AKB時代は2時間睡眠でライブして、M V撮影して、握手会とかして、今自分はどこにいるんだろう? みたいな日々を生きていました。それも大変だったけれど、私は子育てほど大変なことはないと思っています。

 

小脇:え! それよりも子育ての方が大変って思うんですね!

 

板野:だって、出産後すぐに2時間睡眠で、ママがどんな状態でも授乳があって、それが終わったと思ったら、一瞬も目が離せなくて、イヤイヤ期があったりとか、子育ては大変で当たり前みたいな、みんなやってきたとか言われることもあるけど、実際それを全部ママがやるって辛いじゃないですか。でも、それが子どもに対しての愛なんだとか、いろいろな刷り込みもある中で……自分が大変なことを言えなくて、我慢しちゃっている人もたくさんいると思います。

 

小脇:そうですよね。子育ては大変であたりまえみたいなのが知らずのうちにメッセージとして刷り込まれてしまっている人も多い気がします。

 

板野:自分の気持ちをふさいで、子育てをしなきゃいけないという気持ちもわかるけれど、やっぱりママもひとりの女性、人間です。お母さんの元気あっての子どもだから。自分のやりたいことを我慢せずに、自分自身を大切にすることもママの仕事だよと伝えたいです。

 

小脇:おっしゃる通りですね。もっとみんな肩の力を抜いていいですよね。

 

板野:子どもを大事にするくらい、自分のことも大事に。たまにはお友だちと遊びに行ったり、自分の好きなことをやるというのも間違っていないし、それがあると、子どもに対しても余裕ができて愛をもって接することができるんです。

 

小脇:夫に対してもやさしくできるしね。真面目で頑張り屋のママたちこそ、ついつい自分のことは後回しにしてしまいがちだからこそ、“自分を大切に”とあえて声を大にして伝えることは大事なのかもしれないですね。私も最近やっと“自分のご機嫌は、自分で取ろう!”って思って、たまに自分を甘やかす時間を持てるようになりました。

 

板野:そうそう。家庭内を明るくするためでもあるので。子どもに愛があるからこそ、子育ては大変なんですから、本当にがんばりすぎないでくださいと伝えたいです。

 

これまであまり見せていなかった、ママになった板野友美さんの素顔に迫りました。ママになっても、美しさを保って、さらに夢を実現し続ける、ともちん。女性が心身ともに元気で社会で活躍できる未来に向かって、彼女は先陣切って進んでくれています。まずは自分自身を大切にして、笑顔で毎日を過ごしてみましょう。

 

 

 

 

MOTHERS編集部

MOTHERS編集部 運営チーム・STAFF

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