2024.07.30
お手伝いにおこづかいは不要#知りたい!みんなのお小遣い事情。
結局どれが正解?
これまでの育児の中で、「結局どれが正解なのよ」と情報に翻弄された経験が何度あっただろうか。
その中でも特に悩まされることの一つが、子どものおこづかい問題だ。
正直に言うと、今でもその答えを完全には見つけられていない。
友人に聞いてみても、たくさんの育児本を読んでも意見はバラバラで、どの方法が最適なのかいまだに悩み続けている。
まず、悩むのがおこづかいを渡すタイミングだ。
ある人は「月に一回決まった金額を渡す定額制にして、お金のコントロール力を身につけさせた方がいい」と言い、別の本では、「必要に応じておこづかいをもらえるルールにして、交渉力の必要性を学ばせた方がいい」と主張する。
金額についても、年齢ごとで金額を変えた方がいいという考え方と、年齢が上がるほどお金を多くもらえると勘違いしてしまうので、年齢で金額を変えるのは良くないという意見もある。
特に我が家のように年齢の違う兄弟がいる場合には頭を悩ませる。
最近導入した新たなルール
うちではまず初めに定額制を試してみた。
年齢に関係なく1人500円を渡す方法だったが、子どもたちがお金のありがたみを感じていない気がしたため、途中でお手伝いに応じてお小遣いを渡す方法に変更した。
しかし、家族の一員であれば家事を手伝うのは当たり前という感覚があるため、お手伝いに報酬が発生することに違和感が拭えない。
自分自身が納得できなかったため、最終的に、お手伝いに対してお小遣いを渡すのはやめた。
現在は、基本的に都度払いを採用している。
学習に必要なものや遊びに行く際にその都度、必要な分だけ渡す方式だ。
報酬としては基本的な家の手伝い以外の特別な作業に対して渡すことにした。
例えば、マッサージや肩もみ、親の仕事の手伝い(資料整理など)。
また最近、新たなルールを導入した。
喧嘩をしなかったとき、一度も親に叱られることなく1日を終えた場合に、1人100円を渡すことにしたのだ。
「共同生活をする上で義務ではないけれど、できたら偉い」という+αの項目に報酬を払うように決めた。
自分の要求だけを通そうとせず譲り合ったり、喧嘩以外の方法で問題を解決しようと努力している姿は、もちろん100円のためでもあるが、自分で感情をコントロールして気持ちの良い1日を過ごせたという達成感を感じているようにも見える。
これは最近始まったルールなので、しばらく様子を見ることが必要だが、今のところ親子にとってwin-winなルールとなっており、うまくいけば続けていきたいと考えている(親にとっても平和な一日を過ごせるので本当に最高だ)。
おこづかいは、お金教育の一部だ。
まずは親がお金について学ぶ必要があるとも痛感している。
正直まだまだ勉強が足りていないので、自分自身もお金について学びながら、おこづかいルールに反映させていきたい。
そして、何よりもお金の問題から目を背けず、家族で話し合える環境を作っていくのが今の目標だ。