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2024.07.23

FAMILY/家族・子供

“自分のお金”で買うお楽しみ#知りたい!みんなのお小遣い事情。

お金の価値や大切さをきちんと教えたい

人生においてお金はとても大切。というよりも、人生そのものと言っても過言ではないほど、切っても切り離せない存在。なのに、日本の教育の中で、お金の勉強って具体的にする機会がほとんどない。

豊かな人生を送るためにお金は必要だし、ほとんどの人がお金を稼ぐために働く。

お金の価値観やお金に対する習慣は子どものうちから培われるものの一つだと思っているので、子どものうちからその意義や価値を知ってもらいたいと思うのです。

 

とは言うものの、それを教えられる年頃となったのはつい最近。

だから、欲しい時に親に頼んで買ってもらうのではなく、決められた“自分のお金”で買うということをわかってもらいたいなと。そうすることで、買うものを見極め、買ったものに対する愛着も湧くのかなと自身の経験から思うので、ある事件をきっかけにお小遣い制を導入しました。

 

低学年の頃から原宿に興味を持ち、お友達とお揃いの○○が欲しいと言っていた娘。

その頃、お誕生日やクリスマス以外のいわゆる街でのお買い物は親同伴だったし、欲しいものもキーホルダーやプッシュポップなど細かい雑貨だったので、都度相談をしながら買ってもらうというシステムでした。

3年生になると欲しいものが洋服や靴などのファッションアイテムになりましたが、私が小学生だった頃も、お友達とお揃いのお洋服を買ってもらったり、お友達と代官山にお買い物に行ったりと、すごく楽しかった思い出があるので、それもしょっちゅうでなければ良いかなと微笑ましく思っていました。

そんなある日、ママ友が連れて行ってくれた原宿で、まさかの予算オーバーをしてきた娘。ママ友からの連絡に気付かずに、立て替えていただいたという申し訳ないエピソードが勃発。「あぁ、お金の価値や大切さをきちんと教えないといけない!」と、その時すごく感じたのです。

そしてそれを機に、お金を稼ぐことの大変さ、お金の価値を学んでもらおうと「お小遣い帳」を購入。できそうなお手伝いを書き出して、1回やったらいくらと決めてお小遣いを貯めるシステムに切り替えました。

 

欲しい物は“自分のお金”で

貯金箱に貯めて、「稼いだ分」、「使った分」をお小遣い帳に書いて自己管理。

4年生になった今はそのシステムのおかげか、欲しい物は“自分のお金”で買うという習慣が身に付いた様子。しかもそれがとっても嬉しそう。

近くに住む祖父のお手伝いをした時には数百円をすぐに稼げるので、張り切ってお手伝いをしてくれています(笑)。

 

一つ目がいっぱいになってきたので、二つ目の貯金箱も。

親のお金で買ってもらうのはお誕生日やクリスマスを含めて年に数回。

あとは地道に貯めて、本当に欲しいものを見極めてお買い物をするようになったのは、まさにお小遣い制のおかげかなと。

 

昭和のあの頃とは違うなと思うものもあるけれど、それについてはあまり親の価値観を押しつけず、学校のお友達との会話や流行りの取り入れ方、店員さんとのやり取りやお金の計算など、親のお金で買うのとは違う世界観や学びがあるはずなので、小学生のうちはこのやり方を続けてみようかなと思っています。

 

平澤 朋子

無添加離乳食"bebemeshi"を手掛ける食育アドバイザー、株式会社べべジャポン代表。

無添加離乳食"bebemeshi"を手掛ける食育アドバイザー、株式会社べべジャポン代表。

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