2024.07.18
お金の大切さを学んでもらいたい#知りたい!みんなのお小遣い事情。
お小遣いを導入したものの…
子どもにお金について学んでほしいという想いから、娘が小学校に入った頃にお小遣いを始めました。お小遣いを導入したものの、小学校低学年だった1、2年生の頃は、もらったお小遣いを自分で使うことがほとんどありませんでした。何か欲しいものがあっても、「え~! お小遣い使わなきゃなら買わない~!」と、自分のお小遣いを使ってまでほしいものはない! といった様子でした。
だから、娘から何かおねだりされても、「お小遣いで買ってね」と言えば、潔く買わない選択に。自分のお小遣いを使う機会がほとんどなかったものの、“欲しいものは自分のお小遣いで買う”というルールができた点では、お小遣いを導入してよかったと思っています。親としてもムダな出費が増えなくて助かりますし(笑)。
お小遣いやお年玉などが貯まると、娘の通帳へ。それを見て「通帳のお金は使わない。一生貯める!」と意気込む娘に、これはいつまで続くんだろう?? と思っていました。
成長と共にお小遣いを使う機会が自然と増えて
小学校中学年になると、親同伴で友達と一緒にお金を使う場面が増えてきました。地域のお祭りで遊んだり、スーパーや自動販売機でジュースやお菓子などを買ったり。友達が自分の財布を使ってお金を払っている様子をみて、「わたしもちゃんとした財布が欲しい! かわいいのがいい!」と、友達からの影響や学びも大きかった! 今までお小遣いは使わない派だった娘も、お金を使うことにも徐々に慣れ、楽しさも感じている様子でした。
大好きなものができて一変
徐々にお小遣いを使う機会は増えたものの、物欲があまりない娘が高学年になり一変! いわゆる推しや趣味など、自分の大好きなものが一気に増えて、欲しいものがあれこれとでてくるようになりました。例えば推しの缶バッチやアクリルスタンド、カードなど頭の中は欲しいものでいっぱい…! 推し活ってお金がかかるんですね~。ただお金の価値について学んでもらうには絶好のチャンス! お小遣いについて、娘と一緒にしっかりと考えることにしました。
今のお小遣い事情
その辺りから、定額のお小遣い+お手伝いの報酬=お小遣いとすることにしました。
例えば、お風呂掃除をしたら1回20円などの家事をする労働の対価として報酬が発生します。それを月初めに1カ月分のお小遣いとしてまとめて渡します。
報酬制にしてから、嬉しい変化やメリットがたくさんありました! 基本お手伝いはしたくない…というスタンスだった娘も、自分の大好きな推しのグッズや趣味のグッズを買うために、お手伝いを積極的にするようになりました。私も家事を手伝ってもらえて助かっています。さらに、家事も身に付く! 食器洗いが苦手だった娘も、この報酬制度を導入してから上達! 今では手付きも慣れたものです。お金を稼ぐことや家事の大変さ、お金の大切さを学ぶことにも繋がっています。
お手伝い報酬ではこんな失敗も
お手伝い報酬を始めた頃は、こんな失敗がありました。子どもから「まだお小遣いもらってないんだけど~」「この間したお手伝いのお金ちょうだい~!」、わたしも「今月のお小遣い渡したよね?」など記憶が曖昧だったために、お互いに詳細が分からなくなってしまうことも…。お手伝い報酬は正確に記録することが大切…! そこで、お小遣い表を作成して、リビングの使いやすい位置に貼ることにしました。ワードやエクセルなどパソコンに興味がある娘が、「私、エクセルでやってみたい!」と率先して作ってくれたお小遣い表。お手伝いをした時やお小遣いをもらった時に記録することで、曖昧になることがなくなりました。自分で作ったお小遣い表はすんなり使う習慣が身に付きました。わが家のお小遣い事情は、まだまだ試行錯誤中ですが、子どもと相談しながらルールを考えていこうと思います。これから中学生、高校生…と自分で判断してお金を使う機会が増えていく中で、お小遣いを通してお金について学んでいってほしいと思っています。
お金の大切さを学んでもらうために
お金について学んでもらうために本も活用しています。『学校では教えてくれない大切なこと お金のこと』はお金について学んでもらうために選んでよかった一冊。この学校では教えてくれない大切なことは、漫画で楽しく学べる娘の大好きなシリーズ。例えば、自分がもらっているお小遣いは、おうちの人が一生懸命働いて得たものであること、お金をめぐって危険な事件や悲しい争いも起こるなど、お金の仕組みや賢く使うことを学べます。一度読んでからも、気が向いた時に時々読み返しては、娘から「ねぇ、これ知ってる?」「お札のクイズ出すよ!」などその時々で、発見があり、興味深く読んでいます。親が伝えきれない、お金にまつわる知識を楽しく分かりやすく教えてくれるので、いつも本棚に用意しておきたい一冊です。