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2023.12.21

FAMILY/家族・子供

編集長の部屋

漫画から学ぶ、心の教育。#我が家の本棚

今回の我が家の本棚のコラムでは、

“さすが! プロママ”と改めて感じた、みんなの素晴らしい本のセレクトと、

そして、素晴らしい紹介文に感動したのでした。

 

しかもメンバーから原稿が届く際に、

「本当はもっとたくさん紹介したいんですが……とりあえず厳選したものを!」

みたいなコメントが多くて、

皆さんにとって、本がどれだけ大切で、あたたかな記憶を運んでくれるのだろうと

感じました。

(本当に本棚からその家族の様子が見えるという感じで「#我が家の本棚」というタイトルそのままに、一冊の本にまとめたいくらいだわ……と思ったほど!)

 

そして我が家は、とにかく本に溢れています。

兄用、妹用(そして私用)の本棚がそれぞれあり、

本はざっと1000冊を超えていると思います(笑)。

特に兄が、年長さんで漫画デビューをしてからその数はどんどん増え、兄の本棚をIKEAの1番大きな本棚に変えたほど。

我が家にとっては漫画も立派な「本」として、読書をしている時間とカウントしています。

私がよく本が好きで……と話すと、「うちは漫画ばっかりで全然本を読んでくれないの〜」とおっしゃる方がいるのですが、漫画も本ですよ! と声を大にしてお伝えしたい。

漫画は日本が誇る、最高の文化だと私は思っています。

一コマで全てを伝える、感動を与える漫画って本当にすごいなと思うんです。

 

ちなみに私は小学生のころ、『ちびまる子ちゃん』に出会い、まんが雑誌「りぼん」に出会い、ひたすら漫画を読んで、

漫画が大好き、そこから文章大好き、本も雑誌も大好きで編集者になった……のです。

ファッション編集者をやらせていただいていたので、意外と言われますがCanCam時代に小学館で少女漫画担当の方と話すと、そのマニアっぷりに驚かれたほど漫画好きです(笑)。

漫画のおかげで、国語の読解問題とか何も苦労したことなかった記憶があるので、

ぜひ、うちの子文章苦手なのよ……と思っている方こそ漫画を読ませてあげてください!

 

……って謎に、漫画愛を語り出す感じになりましたが(笑)。

 

そんな母に育てられた我が息子は、しっかりと漫画好きに育っています。

漫画デビューは年長さんの時。『鬼滅の刃』でした。

 

鬼滅が小学生の間で流行り始め、保育園でお兄ちゃんのいるお友達が鬼滅の話をしだしていて、訳もわからず剣を振りかざす真似をしだして。

そんな時ちょうど仕事関係の方から、鬼滅を誕生日に全巻プレゼントしていただき、私がまず読んだら、もう号泣。「なんなのこれ。最高じゃん」と。

 

今まで漫画を読んだことがない! と、いつも私が漫画を読んでいるのを不思議そうに眺めていた夫にもこれだけは!!! と、勧めて見せてみたら「え、漫画ってすごいね」と感動していました(笑)。

 

さりげな〜く息子の本棚に混ぜて置いてみたら、最初は絵を追って読んでいたのですが

だんだん朗読するようになって、戦いの真似をして。

もちろん当時6歳の息子に理解は難しいだろうと、一緒に読みながら解説をしたり

お互い好きなキャラについて語り合ったり。

漫画の読み方を教えながら、楽しめるようにしていきました。

難しいなとか、わからないなってところはママが説明するから聞いてねとか言いながら。

電車で移動をするときなどに、鬼滅を持ち込み解説しあう親子……と、

ちょっと周りからみたら不思議な親子だったと思いますが、

そんな感じで漫画デビューをしました。

 

そして箸休めとして、ママが1番大好きな漫画だよ!!と、

『ちびまる子ちゃん』を渡したら読みながら息子が爆笑!!!

え、年長さんでも漫画で爆笑するんだ? と驚いた瞬間でした。

(ちなみに永沢くんがツボらしくそこで毎回笑っている。)

 

国民的ヒットとなったので私が説明するまでもないのですが、

なぜ私が『鬼滅の刃』を息子のファースト漫画として選んだかというと、

まさに炭治郎が、息子がなりたいであろう姿に近かったから。

元々は仮面ライダーなどのヒーローものが大好きで、とにかく強い男に憧れていた息子。

そして彼の中の美学として「強い人は、優しいんだ」と言うのがありました。

炭治郎は、強く、真っ直ぐで、そして圧倒的な優しさを持ち合わせている。

そこが私的にもずしんときました。

 

そして1人で戦うのではなく、家族がいて、そして仲間や先輩に助けてもらいながら

最初は弱かったけれど、自らの努力と、周りのお陰で強くなっていくという

ストーリーに、これは絶対息子が共感するだろうと思ったのです。

実際に、息子は当時大きな挑戦をしていたのですが

「炭治郎だったらここで諦めるのか? 諦めないか?」と常に問いながら頑張っていました。

何かを頑張る子にも、炭治郎おすすめです(笑)。

あとは妹を守るという意味でも、ちょうど妹が生まれて可愛くってたまらない時期だったので、そこにも共感したのかなと思っています。

 

漫画ってすごいのが、難しい言葉も絵と前後の流れで感覚を掴んで

すんなりと覚えてしまうところ。

そして子ども向けの漫画はふりがなを振ってあるので、基本全て自分で読めるのですが

一緒に漢字を目で追っているので、自然と漢字を形で捉えていて、

息子は漢字の覚えが異常に早いなと思います。

(私もそうだったので、多分それって漫画効果だと思っている。笑)

なので、漫画はただの娯楽だ!! と言う人がもしいたら、ぜひその効果をお伝えしてみてください〜(笑)。

(どこまでも漫画を愛する人のコメントです。)

今、息子の本棚には漫画がずっしり。

鬼滅をきっかけに、おじさんになってから急に漫画の魅力にハマってしまった

パパが勝手におすすめを探してくるのですが(笑)。

 

今、親子で楽しんで読んでいるのは

 

・『鬼滅の刃』

・『ちびまる子ちゃん』

・『東京リベンジャーズ』

・『ONE PIECE』(ワンピース)

・『アオアシ』

 

です。

 

『ちびまる子ちゃん』以外は、息子の好きな要素が詰まっています。

 

弱かった主人公が、大切な何かを守るために努力して、強くなって、

仲間を作って、周りに優しさに包まれながら、成長し、

本当に心身ともに強くなっていくというストーリー。

 

そしてどの主人公にも共通するのは、「圧倒的な優しさ」なんですよね。

 

息子があるとき、リベンジャーズを読み終わった後に一言。

「タケミチのさ、圧倒的な優しさでどんな悪者たちもみんな仲間にしたよね。マイキーってめちゃ喧嘩強くて、かっこいいって最初は思ったけど、1番かっこいいのって結局タケミチだよね〜」

って言っていて。我が子ながら、いい奴になってるな〜! と勝手に感動しました。

 

親として息子に伝えたい「圧倒的な優しさ」。

それを漫画の主人公たちが教えてくれる。

私はそう信じて、自分も楽しみながら親子で漫画を読んでいます♡

編集長 小脇美里

MOTHERS編集部 編集長。

ファッションエディター/ブランディングディレクター。

ママたちの絶大な支持を集め、数々のヒットを生み出すヒットメーカーとして、経済界からも注目を集める。
令和初のベストマザー賞・経済部門受賞。
鯖江市顧問/SDGs女性活躍推進アドバイザー。2児の母。

MOTHERS編集部 編集長。

ファッションエディター/ブランディングディレクター。

ママたちの絶大な支持を集め、数々のヒットを生み出すヒットメーカーとして、経済界からも注目を集める。
令和初のベストマザー賞・経済部門受賞。
鯖江市顧問/SDGs女性活躍推進アドバイザー。2児の母。

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