2022.11.15
友人からのお裾分けが教えてくれた秋の訪れ #我が家の季節の感じ方
今年の我が家の秋は、それぞれがとても忙しく過ごしています。脚本家の夫は新しいアニメに舞台、中1長男は学園祭からなだれ込むように、英検&中間テスト。小1次男は土日にいろんなお友だちに誘ってもらって遊びに忙しい! そして私は、夏をかけて取り組んだお仕事の集大成イベントがあり、土日も関係なく働く日々。
そんなこんなで「あれ? もう秋……?」と季節を感じる隙がありませんでした。ある土曜日の夕方、すっぴん&ジャージ姿で原稿を書いていたところ「ねえ、いまお家にいる?」と友人が訪ねて来てくれました。
手には大きな栗が山盛り! その友人とは、美容ライターであり、弾丸トラべライターという肩書をもつ、門司紀子さん。彼女の胃袋レーダーは本当に素晴らしく、私の大好きな台湾はもとより、日本全国津々浦々のおいしものを発見する能力の持ち主。いろいろなところへ飛び回っては、いつもおいしいものを食べているので、彼女のInstagramを見ていると、自分まで旅している気分になれるのです。(Instagram@norikomonji)
彼女はこの日、千葉県にある完全無農薬&自然農法で育てる栗畑で栗拾いをしてきたそうで、たくさんあるからとお裾分けしに来てくれました。
栗拾いの必須アイテムまで教えてくれた!
みなさん、栗拾いってしたことありますか? 実は私、一度もありません。門司さんも初めてだったようで、どんな風に拾うのか、これがあると便利! というアイテムも教えてくれました。私のような人のために、ここでシェアしますね。
上の写真のように、イガを足で踏んで広げた状態にして、トングで栗の実をつまんで取り出すんですって。この単純作業が予想以上に楽しかったと言っていました。頭を空っぽにして、無心で栗拾い……癒されそうですね(疲れてるのかしら、私(笑))拾い上げた栗たちは、シャワーできれいに洗われます。
必須アイテムのまずひとつめが、お察しの通り、トングです。100均で買えるキッチン用のトングが使いやすいとのことでした。足元から拾い上げるので、40cmほどの長めのトングがオススメだそうです。
そしてふたつめは、首元に巻くためのタオル! 栗拾いの途中に栗の木から、毛虫が落ちてくることがあって、首元から背中に入ってしまわないようにするためです。アイテムまで教えてもらって写真を見たら、まるで自分が栗拾いに行ったかのような錯覚に。秋を感じた瞬間でした。
さあ、どうやって食べようか?
ひと晩、栗を水につけておけば、虫がいると出てくるそうですが、私がいただいた栗は、虫さんご不在でした。さて、こんなにきれいな栗、どうやって食べようか? とそこで思い出したのが、料理家の清水みのりさんに昨年教えてもらった、栗クリームのクッキーサンドです。
小鍋に剥き栗を入れて、牛乳(豆乳でもOK)を栗にかぶるくらい注ぎます。はちみつまたはてんさい糖を栗に対して1割ほど入れて、弱火で10分ほどコトコト煮ます。冷めたらフードプロセッサーでなめらかにして、ビスケットに挟んでできあがり(うろ覚えで作ったので、みのりさんのレシピからアレンジされています)。
今回は米粉のビスケットに挟んでみました。みのりさんはブロークンのマロングラッセを一緒に挟んでいました。これをたくさん作って、冷凍しておくのです。半解凍して、アイスサンドとしていただくのがまた美味!
甘栗でも作れるので(その場合は砂糖を減らして)、みなさんもぜひ作ってみてくださいね!
来年は、本当に栗拾いへ行きたいな!!