2022.11.10
「私を輝かせた『非認知能力』」非認知能力で、ママの毎日と育児をHAPPYに!BYBS連載コラムvol.12
グローバル社会でとても重要な能力として注目される「非認知能力」。
IQや偏差値など、数値化されたものや知識などを認知能力と呼ぶのに対して、自己肯定感、自信、主体性、自制心、やり抜く力、回復力、共感力、社会性など目に見えない数値化されない能力を「非認知能力」と呼びます。人間力や生きる力とも言われます。
近年日本の子どもの自己肯定感と幸福度の低さが問題視されていること、2020年の教育改革に豊かな人間性の育成などとして織り込まれていることもあり、非認知能力教育への関心が高まっています。ちなみにアメリカでは20年以上前から行われています。
とはいえママ自身が学校で習ったことがないという場合が多いと思うので、どうやって非認知能力を育んだらいいのかわからない方もいるのではないでしょうか。
そこで、MOTHERS編集部ではデスクメンバーのボーク重子さん率いるコーチングのプロフェッショナルチーム“BYBSコーチング”の皆さんに非認知能力の育み方を教えてもらう連載をスタートします!
ママ向け・子ども向けに、日常の中で非認知能力を高める、小さなコツやポイントなどを発信していきます。
今回紹介してくれるのは仲宗根杏さんです。
私を輝かせた「非認知能力」
みなさん、こんにちは。BYBS認定コーチの仲宗根杏です。突然ですが、みなさんはご自身のことはお好きですか。私の答えはYESです。というのも私は非認知能力を知り、学んだことで自分のことが大好きになった人だからです。
以前の私は、今では考えられないほど自分嫌い人間でマイナス思考。その原因は生い立ちのコンプレックスでした。私の祖父母は結婚後、沖縄から南米に移民しました。その当時、豊かな生活を求めて若い夫婦が世界中に渡り移民する時代でした。
数年後、私は海外で生まれ沖縄で育ちましたが、自分が周りと違う要素を感じることで長い間自分の居場所を見つけられずにいました。海外にいた時は母が外国人だから私はみんなと違う。沖縄にいる時は海外で生まれたから私はみんなと違う。というように、自分とは何かをわからず他人と比較する日々でした。
しかし、セカンドライフに差し掛かり、今後もこのままの私でいいのかと疑問を抱いた時に非認知能力に出会いました。
非認知能力を学んで以来、私が日々の生活で取り入れていることは、自分への「声掛け」です。声掛けはママが子どもへとかけるものだとイメージがありますが、ママ自身もご自身への声掛けを忘れていませんか。今日も一日お疲れ様! 私よく頑張ったね! など声掛けによってご自身をいたわることができて、その一言が効果抜群なのです。
私が実践している方法は寝る前の声掛けです。以前は一日の反省時間に当てていましたが、今では胸に手を当てて一日のできごとに感謝し、自分を優しく褒めることで心地よい眠りに就きます。
この声掛けを実践することで、自分に自信がなかった私の自己肯定感も上がり、私という一人の人間と向き合った結果、今まで頑張ってきた自分が愛しくなり、他人と違う個性を受け入れるところまで成長できました。内面が豊かになったことで視野も広がり、自分が歩んできた人生を振り返ったら、今までマイナスだと思っていた部分がプラスな視点に変わり、私の強みに気づくことができました。
私がコンプレックスに思っていたことが、今後のグローバル社会の中で私の強みになる日が来るなんて想像もしていませんでした。そして、探し求めていた自分の居場所が自身の心の中にあったなんて。“全ては自分次第の行動で変えることができる”と思えるのは、非認知能力のおかげだと痛感しています。
女性も子どもも、今後非認知能力で変化できるようにサポートしていきます。
あなたも「声掛け」というエッセンスを取り入れてみませんか?
仲宗根杏
沖縄県在住
非認知能力と出会い自分大嫌い人間から自分大好き人間へ変化。
女性の経済的自由や活躍を本気で応援し、女性の幸せを願う。
沖縄県初BYBS認定コーチ