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2022.12.01

FAMILY/家族・子供

MYSELF/自分のコト

「ご機嫌さんには福来る」非認知能力で、ママの毎日と育児をHAPPYに!BYBS連載コラムvol.13

グローバル社会でとても重要な能力として注目される「非認知能力」。

IQや偏差値など、数値化されたものや知識などを認知能力と呼ぶのに対して、自己肯定感、自信、主体性、自制心、やり抜く力、回復力、共感力、社会性など目に見えない数値化されない能力を「非認知能力」と呼びます。人間力や生きる力とも言われます。

近年日本の子どもの自己肯定感と幸福度の低さが問題視されていること、2020年の教育改革に豊かな人間性の育成などとして織り込まれていることもあり、非認知能力教育への関心が高まっています。ちなみにアメリカでは20年以上前から行われています。

とはいえママ自身が学校で習ったことがないという場合が多いと思うので、どうやって非認知能力を育んだらいいのかわからない方もいるのではないでしょうか。

そこで、MOTHERS編集部ではデスクメンバーのボーク重子さん率いるコーチングのプロフェッショナルチーム“BYBSコーチング”の皆さんに非認知能力の育み方を教えてもらう連載をスタートします!

ママ向け・子ども向けに、日常の中で非認知能力を高める、小さなコツやポイントなどを発信していきます。

今回紹介してくれるのは髙橋望さんです。

今ご機嫌ですか?

唐突ですが、このコラムをご覧になって下さっているあなたは今、ご機嫌ですか? それとも、不機嫌ですか?

子育ても勉強もスポーツも人間関係も、すべてはどんな心持ちで臨むかでハッピーにもアンハッピーにもなります。
私は、3人の子どもを抱え離婚。その後再婚をし、第4子が産まれます。
離婚した当時、シングルマザーになる覚悟なんかできる心の余裕すらなく、精神的にもボロボロだった時にボーク重子さんと出会い、非認知能力で人生を180度変換できました。

現在は思春期真っ只中の中学生男女、体も心も成長著しい小学生、毎日が新しい発見の0歳児、そんな4人の子育ての日々。子どもならではの不安や悩み、葛藤、イライラの波がひっきりなしに押し寄せてきます。

子どもの世界で起こる問題は、親の経験や記憶からすぐにアドバイスなども簡単にできるかもしれません。私自身、辛い現状にいる我が子を見て一緒に怒ったり悩んだり、何も手助けできない自分をダメな母親と責めたりしたこともありました。
またあるときは、自分が子ども時代にできたことを我が子ができないと、「なんでできないの?」と言い放ったこともあります。

 

もうお気づきだと思いますが、すでに自己肯定感低下の典型的な負のループをしっかりと私は歩んでいたのです。

自分に対して不機嫌ならば、自分以外の人にも不機嫌になるのは当たり前。
そうはわかっていても、母となった私は自分で自分をご機嫌にする方法をすでにどこかへ捨てて、子どもに対してだけご機嫌でいることが親の務めであると錯覚していたのですが、そんな上っ面の笑顔で子どもたちを笑顔にできるわけがなかったのです。

非認知能力を育む上で1番の土台になるもの、それは「心の安心安全な環境」を整えることです。自分自身が誰かにとって安心安全な環境になるためには、自分自身の環境を整えることから始めます。

難しいことはありません。冒頭で私が質問したように、今自分はご機嫌? と自問してみてください。現状はもしかしたらNoが多いかもしれません。でもそれでOKです。
なぜご機嫌ではないのか、どうしたらご機嫌になるのか、繰り返し自答してみてください。ご家族や友人、同僚へ話しかけてもいいかもしれません。

我が家での会話の一コマを例にすると、
私:今日はご機嫌がちょっとよさそうにない日だよ。
夫:どうしたの!?
私:これと言って特別な出来事はないんだけど、小さいことでイライラしてしまうの。
夫:そんな日もあるよね!! OK! 今日は甘いものを食べよう!
私:え、甘いものじゃなくて、お肉が食べたい!
夫:イライラ=甘いものじゃないんだね! 言葉にしてくれるとわかりやすくてありがたいよ。
息子:俺はイライラしていないけど、お肉が食べたい。
娘:私も!!
私:私のイライラの話だったのに、いつの間か今日何を食べたいかの話になってるー!

こうして言葉にすることで、自分がなぜ不機嫌なのかを改めて理解できますし、黙ってイライラしている私を見て家族がモヤモヤすることもありません。
我が家の会話は次第に内容が脱線することがよくありますが、これも私にとっては不機嫌がやわらぐことにつながります。
つまり、私の心の安心安全な環境が家庭内にあるわけです。

なおかつ私自身が日々、心の変化を表現しながら不機嫌をご機嫌に変えていく練習を家庭内でしてみることで、子どもたちが同じように自分をご機嫌にする方法を試してみるようになりました。

そう、どんなアドバイスや手助けよりも、自分自身が体現することこそが非認知能力を育む子育てには重要なことだったのだと、その時分かったのです。
以降、私が子育てで大切にしていることはシンプルにただ一つです。

≪私自身が心からご機嫌であること≫

 

今日も明日も、ご機嫌でいきましょう。
ママ達!! 今日もおつかれさまです!!
一生懸命に家族の今日を支えてくれてありがとございます♡

BYBSコーチ 髙橋 望より愛を込めて。

 

髙橋望

岩手在住
女性総合職として女性が活躍できる職場を目指しながら4人の子育てに奮闘中。
地方の非認知能力普及も目指しています。

MOTHERS編集部

MOTHERS編集部 運営チーム・STAFF

MOTHERS編集部 運営チーム・STAFF

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