2022.09.06
「【自己肯定感】と【非認知能力】について」非認知能力で、ママの毎日と育児をHAPPYに!BYBS連載コラムvol.4
グローバル社会でとても重要な能力として注目される「非認知能力」。
IQや偏差値など、数値化されたものや知識などを認知能力と呼ぶのに対して、自己肯定感、自信、主体性、自制心、やり抜く力、回復力、共感力、社会性など目に見えない数値化されない能力を「非認知能力」と呼びます。人間力や生きる力とも言われます。
近年日本の子どもの自己肯定感と幸福度の低さが問題視されていること、2020年の教育改革に豊かな人間性の育成などとして織り込まれていることもあり、非認知能力教育への関心が高まっています。ちなみにアメリカでは20年以上前から行われています。
とはいえママ自身が学校で習ったことがないという場合が多いと思うので、どうやって非認知能力を育んだらいいのかわからない方もいるのではないでしょうか。
そこで、MOTHERS編集部ではデスクメンバーのボーク重子さん率いるコーチングのプロフェッショナルチーム“BYBSコーチング”の皆さんに非認知能力の育み方を教えてもらう連載をスタートします!
ママ向け・子ども向けに、日常の中で非認知能力を高める、小さなコツやポイントなどを発信していきます。
今回紹介してくれるのは永松ゆみこさんです。
【自己肯定感】と【非認知能力】について
みなさんこんにちは。佐賀県在住の永松ゆみこです。
私は、フィリピン人の母と日本人の父との間に産まれました。フィリピンで産まれ3歳頃までフィリピンで過ごしました。その後、日本に来てずっと日本に住んでいます。
そんな私は、小学3年生の時にいじめられていました。理由は、私がフィリピン人と日本人のハーフだからです。
それまで、ハーフであることに対してなにも思っていなかったのですが、いじめられたことがきっかけで、ハーフであることを隠すようになりました。なぜなら、日本人でもない、フィリピン人でもないと言われてきたからです。
そのころから、私の自己肯定感は下がり始めたように思います。でも、やっぱり私はフィリピンも好きで、日本も好きなんです。
フィリピンに帰省をするときは本当に楽しい時間です。なぜなら自分らしくいれるからです。フィリピンにいる時は、不思議と自己肯定感が上がるのです。
それは、みんながお互いを大切に想い合い笑っているからです。自分の容姿や学歴など関係なく、みんながお互いを認め合っていて、どんな自分も自分だと愛し、受け止め、認め合っているからです。いつしか、私はこう思うようになりました。私の周りの人もみんなこんな風に自分のことを大好きになればいいのに。そしたら、もっと生きやすい、子育てがしやすい社会になるのではないかなと。
そんな社会だと、私のように産後うつを経験するお母さんも減るのではないか。でも実践方法がわからなくてずっとモヤモヤしていました。
そんな時に非認知能力に出会いました。私にとって非認知能力との出会いは人生を激変させてくれる出会いでした。
非認知能力と出会い、子育て、夫婦関係、仕事でも大きな変化がありました。まだまだ非認知能力については初心者ですが、この非認知能力は確実に世の中を良くすると確信しています。この非認知能力をもっと広めることが、今の私にできることだと思っています。
私は、過去にいじめられていた経験もあります。この経験は私を強くしてくれました。そして、これからの未来に必ず役立つと信じています。
実際に子ども達にも少しずつではありますが、いじめについて話をしています。子ども達がどこまで理解できているかはまだわかりません。しかしきっと理解できる日が来る、そして、世の中のいじめという悲しい出来事が減ってくれることを私は願っています。今思えば、私のことをいじめていた子達は、私になんと声をかけたらいいのか、いじめとはなにかを知らなかったのかもと思うようになりました。これも、非認知能力について学んだからこそ気づいたことです。
大人も子どもものびのびと自由に人生を楽しむことができる、そんな世の中になりますように。
永松ゆみこ
日本人とフィリピンのハーフです。
11年間看護師として病院勤務をしていました。
その後二児ママとなり、二人目を出産後に産後鬱を経験。
現在は非認知能力育児認定コーチになり、非認知能力をモットーに活動をしています。
海外旅行とショッピングが好きです。