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2022.04.12

FAMILY/家族・子供

MYSELF/自分のコト

子どもたちの心を”平和”に保つ。親としてできることって何だろう。#平和ってなんだろう?

乳児はしっかり肌を離すな、
幼児は肌を離せ、手を離すな、
少年は手を離せ、目を離すな。
青年は目を離せ、心を離すな。

子育ての四訓として有名なこの言葉ですが、
子どもの成長と共に、本当に心に響きます。

長男が14歳となり、少年と青年の狭間を日々、行ったり来たり。
娘は10歳まさに手を離すか離さないかの時期に急になりました。

娘のニックネームはくるくる姫(小さい頃、髪の毛がくるくるだったことに由来)。
性格はお花畑ちゃん。いつも機嫌が良くて、ニコニコふわふわ。

あまり怒ったり機嫌が悪いこともなく、平穏に子育てと向き合ってきたのですが、最近、急に、帰宅すると堰を切ったかのように凄い勢いで話し出すようになりました。

そこには今まで見たことのないような「怒り」の感情だったり、思い通りにならなかったことへの悲しみとか、虚しさとか、まさに「心が揺れている」のが手に取るようにわかる感情の渦が溢れています。

そんな時、まずは、

うんうん、それで。

えーーーーひどいね。

うわーないね。
そうなんだ。

げーー。なにそれ!!

とにかく一緒に激しい感情の渦に飛び込んで肩を組んで抱き合って、
共感、共感、同意、同意。

そして吐き出し切って、少し落ち着いたかな……となったら、
ポジティブ変換壁打ちに少しずつ切り替えるようにしています。

でもさ、それってすごい傷ついたかもしれないけど、
そんなにはっきり言ってくれるって、すごい幸せなことだと思うし、
お互いの信頼関係がある証拠じゃない?

怒りや悲しみだったものをちょっと俯瞰で考えるとどうだろう。
自分主語で考えないでみるとどうだろう。
と違う方向からの見え方を一緒に考えるようにしています。

そうすると、さっきまで渦のようにぐるぐるしていたものが、

さーっと川のように流れ始めて、最後は穏やかな小川のように。

まさに心に”平和”が訪れるのが本人もわかるような瞬間が訪れます。

まずは自分自身の心が穏やかで”平和”な状態でないと、人には優しくできない。
自分の心の平和こそ、誰かを幸せにできる。
と思うのです。

少しずつ、成長とともに物事をいい方向に変換する”力”を身につけて欲しい。
親として子どもに伝えられる、伝えなければならないことはそれかなと思っています。

いつの間にか母よりも二人の方が背が高くなり、抱っこしてもらっていたのに足元を気遣って手を引くように。

私は家族の後ろ姿が好きです。どんどん大きくなる背中を見る度に、応援してるよ!ってパワーを送っています。 私が家族で一番小さくなるのも時間の問題です。

景色を写す、穏やかな水の様に、心に“平和”な状態が続きますように。
(新潟県十日町市 清津峡渓谷トンネル)

世永 亜実

MOTHERS編集部 特別顧問。

(株)GOOD NEWS 取締役
オイシックス・ラ・大地(株)Brand director。

MOTHERS編集部 特別顧問。

(株)GOOD NEWS 取締役
オイシックス・ラ・大地(株)Brand director。

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