2022.02.22
軽やかに、家族全員勉強する!#2022年、どうする?
小学校と中学校のW受験を終えて
2021年秋には次男の小学校受験があり、そして2022年2月には長男の受験がありました。「やっと終わったー」これが家族全員の感想です(笑)。泣いたり笑ったり、大忙しの我が家でしたが、最終的には次男も長男も自分が行きたいと思った学校に入学することが決まりました。本当によかったです。
私なりにですが、それぞれ小学校受験と中学校受験、挑戦してよかったと感じる部分が違いました。
まず、小学校の方は、家庭の教育方針や子ども自身の性格について、夫婦で話し合って言語化できたこと。願書を書いたり、面接を受けたりする上で、これまでなんとなく思っていたことを、他者に向けて説明しなければならないので、じっくりと考えることができました。「いちばん大事にしたいことは?」「この子の長所って?」と考えるうちに、新たな発見があったりして面白かったです。
そして、中学校受験はというと、本当に「本人の学力のみ」のシビアかつ健全な試験なんだなと感じました。高校受験では中学校生活での内申点が関わったり(一部、中学でもあるようですが)、本番当日以外でも評価されます。なので、中学受験は試験当日の点数のみで競うわけですから、ある意味、公平だと思ったのです。不合格を受け止めるというのも、いい経験。合格を勝ち取ったときの喜びも自分のもの! 長い時間をかけて勉強して、大きな壁に立ち向かうという経験はきっとこれからの人生、自分を信じる力になってくれることでしょう。
でもやっぱり大変だった中学受験
実は長男の受験は、なかなか大変でした。なかなかスイッチが入らない、マイペースな息子。思春期にも差しかかって、母の言うことなんて……というお年頃です。塾に通いさえすれば勉強が進むというわけでもなく、正直、やきもきしてしまい……親がいちばん言ってはいけない(と友人に指摘された)言葉が、私の口を走り抜けました。
私「もう、やめる?」
長男「いまさら、やめられないよ」
何のために受験することにしたのかを、しっかり話し合い、確認しました。長男は話している最中に胸の中にあったものがワーッとあふれて、幼いころのように泣きじゃくってしまいました。12歳で声変わりもし、私の身長を追い越して170cmほどの体格になっているのに。まさに、自分との闘いですね。まだ本気になれていなかったから、もっとがんばりたいとのことでそのまま受験は続けることになりました。
3週間前にやる気スイッチオン⁉
受験の3週間前になってやっと、スイッチオン状態に! そこからは朝から晩まで毎日、お父さんと一緒に勉強に励みました。お父さんは仕事を調整し、勉強する単元を考えてくれたり、本当につきっきりで対応。
実はこれには理由がありました。自分が中学受験をしたときには、算数と理科が苦手で、わからないままにしていたことがあったそうです。長男の受験を期に、「算数と理科と仲直りしよう!」と決めていたのだとか。そこからは晩酌も一切せずに長男と一緒に勉強していました。
いまはYouTubeでわかりやすく解説してくれている先生もたくさん! 楽しみながらやっている様子が伝わってきました。「ただ……もうちょっと早くスイッチが入ってくれたら……」という、ぼやきは胸にしまい込み、応援するのみです。母ができることは、長男好みのごはんを用意することくらいですね。
父からの手紙にはお礼の言葉が
受験当日の朝6時。私が部屋の扉を開けると、同時に目を覚ました長男。きっとよく眠れなかったのでしょう。すぐあとにお父さんも入って来て、彼に手紙を渡しました。中にはこんなことが綴られていました。
さて。いよいよ決戦だが、その前に、
父から君にひとことお礼を言っておきたい。
お父さんは子どもの頃、とにかく算数と理科が嫌いだった。
けど、君と一緒に勉強して少しは仲直りができた気がする。
ありがとう。
という始まりでした。「勉強の途中で口調が荒くなったことは、ごめんなさい」とも書かれていたりして。「将来、君に子どもができたら、ぜひ一緒に勉強をしてあげてほしい。きっと君の方がお父さんよりも上手に教えられると思う」と結んでありました。読み終わった長男の目は少しうるんでいたようです。
せっかく勉強スイッチが入ったのだから!
中学校が決まれば、次の課題が見えてきました。長男は英検準2級を目指すそうです。やる気になっている長男を見て、家族全員感化されました! 私は中国語のHSK(検定試験)の6級に再挑戦します。父(主人)も同じくHSKの4級を目指すのだとか。次男も英語と中国語をやってみるとのことです。語学ばかりですけれども(笑)。毎日コツコツ積み重ねると大きな力になると、息子たちに教えてもらいました。勉強はいつからでも遅くはない! がんばろうと思います。