2021.10.07
季節の移り変わりの楽しみ方 #小さい秋、見つけた!
みなさん、こんにちは。
UP COFFEEオーナーの溝口奈々です。
私のお店はヴィーガンスイーツとエスプレッソドリンクが楽しめるママカフェで、さいたま市大宮の武蔵一宮氷川神社の参道に位置しています。
氷川参道には3つの鳥居があるのですが、一つ目の鳥居をくぐってから神社までは約2㎞。ケヤキ並木と四季折々の草花が楽しめる日本一長い参道です。
私はこの参道がとっても好きで、四季を感じながら心地よくコーヒーをいれる日常が穏やかで、今の自分にとてもあっているように思います。
秋の始まりを、どう楽しもう?
さて、もう秋がやってきましたね。
2020年8月にオープンしたUP COFFEEとしては2回目のAutumnシーズンです。
春からの開業準備から夏のオープンまで、目まぐるしく忙しい日々を過ごしていたけど、ふと外を見ると、お店の入り口にある紅葉が真っ赤に染まり、窓の外の空き地奥には大きな黄色のイチョウの木。すっかり秋になっていました。
そしてビュンっとふく風にあおられて、まるで映画のワンシーンのような落ち葉の舞。
エスプレッソのティスティングをしながら外をみて、「肌寒くなる秋にコーヒーの香りに包まれるって、なんて心地がいいんだろう!」そんな風に思った記憶があります。
みなさんはどんな時に秋を感じますか。
「外が肌寒くなってきた。」
「日が落ちるのが早くなってきたな。」
「すず虫の音が聞こえてきた!」
等、何かとみなさん秋の始まりを敏感に感じとっているのではないでしょうか。
ではその秋の始まりを、どう楽しもうか。
季節の移り変わりをどうしたらもっと楽しめるか。
そんな風に考えを発展させることはありますか。
今回のテーマである「小さい秋、見つけた!」を考えている時、「日が落ちるのが早くなった」をもっと楽しむアイディアがピーンと浮かんできました。
そのインスピレーションは3歳の息子から。
ちょうど日が暮れるのは早くなってきた先日、息子が“見えなくなる面白さ”から、部屋中の電気をパチパチパチっと全部突然消したのです!
最初は「ちょっとちょっと~! やめて~! 見えないじゃない!」なんて私もいっていたのですが、しばらくすると、
「お。段々と目がなれてきて見えるようになってきたねー」
「さっきまで何にも見えなかったのに不思議だねー」
「あれ。お月様がきれいだね~」
「お月様の光でお部屋の中がよく見えるね」
など、息子と楽しい会話が広がりました。
外の気配を意識しないと、当たり前のように電気をいっぱいつけて、クーラーで部屋の中の温度を快適にして、子どもはテレビをみて、親は携帯をいじってSNSなんかをやたらとチェックしてしまうもの。
“いつも何となくせかせかと流れる時間”を一度自分でリセットするきっかけを作ってもいいかもしれません。
電気を消して夜の自然な暗さや時間の流れに身を任せてみると、なんだか新しい発見もあるし、せかせかした心も落ちつく。大事な人との会話も広がるなと感じた実体験でした。
秋の夜長を楽しむ「Candle Night」
さて、では私には何ができるか。
秋の夜長を楽しみながら、ちょっと日常に句読点を打つような気持ちで、ふっと心が落ち着く空間をUP COFFEEでつくれないかなと考えました。
いつもは息子が保育園に通っている間の10:00-16:00での営業ですが、10月に1日だけ営業時間を夜に延ばし、特別な『Candle Night』をお届けしてみたいと思いました。
店内の照明を最低限に絞り、キャンドルの明かりをメインにカフェ空間をお楽しみいただけるようにします。
もちろんお子様だって来ていただけますよ。
あえて携帯の電源をオフにしてみたり、今年を振り返ってみたり、これからくるクリスマスの企画をしたり!
それぞれの楽しい会話が広がることを期待して。
秋の夜長を楽しむ『Candle Night』を楽しみのひとつに加えていただければ嬉しいです。
『Candle night @ UP COFFEE』
■日時:10月24日(日)16:00~19:00
※当日の営業時間は12:00~19:00の営業とさせていただきます。
16:00~キャンドルのライトアップを始めます。
※雨天の場合は延期となる可能性がございます。詳しくはインスタグラムでの案内をご確認ください。
■場所:さいたま市大宮区吉敷町2‐123 UP COFFEE店内
■内容:店内の照明を絞り、自然の月明りとキャンドルの明かりでのカフェ営業です。店内でドリンクや季節のヴィーガンスイーツをお楽しみください。
本物のキャンドルを使用いたしますので、お子様が火傷などしないように保護者の方が十分お気を付けください。
※ドリンクのテイクアウト可。焼き菓子のテイクアウト不可。