2021.10.21
感じる秋と食べる秋#小さい秋、見つけた!
食後の秋
秋といえば「読書の秋・芸術の秋・食欲の秋……」と言いますがそこに「食後の秋は?」とついてくるのがわじま家の日常です。
「読書の秋」といえば最近私は漫画本にどハマリ中です(笑)。メッセージ性があって、名言があって、ストーリを読みながら思わず涙……(苦笑)。世界観にぐっと引き込まれるので、徹夜してでも読みたくなっちゃう漫画本ってありませんか? 子どもたちがアニメに夢中になる気持ちにとても共感できる瞬間だな~なんて。みなさんはそんな経験ありませんか?
子ども達が大きくなって少し内容の深いお話も読めるようになってきたので、イラストで場面イメージが共有しやすい漫画本は最近のわじま家のコミュニケーションツールになったりもしています。
感じる秋
コロナ渦ではありますが、実はこの秋の石川県内は「芸術の秋」が盛り上がっています。東京都の人口1396万人に対して石川県の人口は113万人。広さは東京都の2倍の広さ……。
緊急事態宣言・まん延防止対策が出て県外からの人の流れがストップしている石川県は都会から来る人からみると、どこに行っても空いている……と思われそうですが、海と山に囲まれた自然豊かな地域で、伝統工芸や現代アートが根付いている街でもあります。
自然の中に溶け込むように展示される”奥能登国際芸術祭”に加え、重要文化財に認定された大きなお寺の空間で展示される”GO FOR KOGEI”。工芸的な美しさの行方(工芸、現代アート、アール・ブリュット)が開催されている今年の秋はどの方角に向かってもアートと出会える! ということで身近な芸術の秋を体感しに、石川県を東西南北に行ったり来たりしています。
以前のわたしはアートってよくわからない。よくわからないから難しい……と思い込んでいたのですが、アール・ブリュットの世界と出会ってから「なんで作ろうと思ったの?」「なんでこのバランスなの?」「この作品作るのにどれだけの時間かかってるのかな?」「この展示会場までどうやって運んできたのかな?」「なんなん? これなんなん?」というこの”わ・か・ら・な・い”がだんだん面白く感じるようになってきました。同じものを作り続けるこだわり。唯一無二の作品を作るおもしろさ。身近な素材がどんな風にでも生まれ変わるアート作品って本当に面白いなって感じています。
そんなフワフワした気持ちを感じている横で、子どもたちは好奇心からとにかく作品に触ってみることも(苦笑)。も~~目が離せないっ! そんな会場もありますが、中学生になってやっと行動が落ち着いてきたところもあるのでいろんな場所に行きたいな~~と思う今秋です。
食べる秋
そして「食べる秋」これは毎年変わらずいろんな食材が実ってきてワクワクが止まらない秋ですが、私は今年、地域の方のコミュニティの場、また子育ての話など、情報交換の場にもなったらいいなと思い、小さな米粉パン屋を開きました。小さなお店なのでたくさんのパンは焼けませんが、季節の食材たちと米粉で作る米粉パンのメニューを考える日々が続いています。
そんな中、秋の食材の代表ともなるさつまいもを保存庫に置いておいたときのこと。パンを焼こうとしたらあったはずのさつまいもがない!! おかしいな~と思っていたら台所のシンクにさつまいもの皮としっぽがポロリ!? 娘のかえでが「朝ごはんに一人で蒸して食べたよ!」って得意げな顔……。ほんと嗅覚すごすぎっ(笑)。
いちじくや栗、かぼちゃもそろそろかな? 旬の食材を”サササッ”っと調理できるそんな憧れ(笑)を持ちながら、今日もせっせとパンを焼いています。