2021.05.13
息子の力をもっと信じて「見守る春」に #アタラシイ春のはじめかた。
息子が6歳の誕生日を迎えて。
今回のMOTHERS編集部のテーマは「アタラシイ春のはじめかた」。
デスクメンバーそれぞれの「アタラシイ春」に私自身もワクワクしながら記事を読んでいました。特に今回のメンバーは、お子さんが新1年生になった方もたくさん。
メンバーのお子さんは、小さい頃から知っている子も多いだけに、小学校入学だなんて!!と勝手に、親戚目線で涙腺が弱くなっていました(笑)。
我が家は、引き続きの保育園生活ですが、長男が年長さんに。娘は1歳児クラスになりました。昨年は娘が保育園に入園……と思ったらすぐに緊急事態宣言が出て、自宅での生活になりました。「あぁ……あれから1年経ったのか」とこの激動の1年を振り返りながらほっと一息つけたらよかったのですが、そんな間も無く、異常なほどに慌ただしい日々を送っていました(3月、4月が慌しすぎてもはや記憶ゼロ。笑)。
そんな中でも子どもたちはスクスク成長してくれ、4月生まれの息子は6歳になりました。
毎年、誕生日には飾りつけをするのですが今年は鬼滅の刃が大好きな息子のために、
鬼滅の刃デコレーションで飾りつけ。夜中までかかって、風船を飾りつけました。
朝起きて、大喜びしてくれたのでがんばった甲斐がありました。
あっという間に6歳。こんな風に、一緒にお祝いして喜んでくれるのもあと何年かなぁとふと思うとなんだか切なくなり、今を大切にしないとなぁと改めて感じたのでした。
誕生日はあったものの、他のデスクメンバーのように特段我が家にとって「アタラシイ」ってないかもなぁなんて思っていたのですが。
就学に向けての1年がスタート。
年長になり、初めて保護者会が開かれました。
そこで話された先生からのお話にすごく納得、そしてこの1年の重みをさらに感じたのです。
「年長さんになりました。来年からはいよいよ小学生です。6年間、家族のように過ごしてきた保育園ですが、今年の1年は就学に向けて身につけて欲しいことを私たちもしっかりと指導していきたいと思います」
とお話ししてくださり、小学校入学に向けて先生方が身につけて欲しいと思っている力について、どのように保育生活の中で活動をしていくかというのを教えてくださいました。
・生活する力を育てる
・発見、考え、表現する力を育てる
・人と関わる力を育てる
この3つの力を育てるために、家庭と園でそれぞれ行っていくことを教えていただきました。日常の些細なことから、ちょっと挑戦をしてみようということまで様々なお話がありとても勉強になったのですが、先生が最後に
「この1年は“見守る1年”だと思ってください。子どものことをちゃんと見てあげる。小学生になってちゃんと一人で学校に行って、ちゃんと元気に帰ってこられるようにしてあげる。そのためには今、ちゃんと見守ってあげてください」
と話されていたんです。本当にその通りだなと思ったのと同時に、「見守る」って簡単なようで実はすごく難しいなぁと思ったのでした。
忙しい日々の中、ついつい親が先回りをしてやってしまってあげたり、心配だからと手を出しすぎてしまったり。実はそういうことが多いんだろうなぁと反省しました。
それと同時に、元々、超心配性な私は何十園も見学をし、絶対ここの保育園に入れたい! と思って今の保育園を選んだのですが、改めてなんて素敵な保育園なんだろうと感動し、ここで6年間育てていただけて本当に幸せだったなと感じたのでした。
子どもたちにも、この1年の過ごし方のお話をしてくださったそうで。
息子の顔つきがぐっと変わり、「保育園ではいちばんお兄さんなんだ!」「かっこいい小学生になるんだ!」と気合い十分の様子です。
言葉かけ一つで子どもがこんなに変わるのか……というのを日々感じています。
というわけで我が家の「アタラシイ春」は、「見守る春」になりそうです。
心配性の自分をぐっと抑えて、息子の力をもっと信じて、待つ。
そして、来年の「本気のアタラシイ春」を自信を持って迎えられるように。
親としてサポートしていきたいなと決意したのでした。