2020.10.21
食品ロスの事実を知り、できることからコツコツと続けることが大事 #ママ的サステナブル
今までの常識が覆り変化を余儀なくされた2020年。地球環境について目を向ける機会にもなった
「サステナブル」という言葉を一番初めに聞いたのはもう何年も前ですが、その頃よりももっと自分ごとになったなとつくづく感じます。
「人間・社会・地球環境の持続可能な発展」。これって、人間が生きていく中で絶対的マストであり、未来の子どもたちのためにも、ひとりひとりができることを日常の中で続けていくことが大きな成果となるのではないかと強く思うのです。
2020年は特に今までの常識が覆り、いろいろな意味で変化を余儀なくされた年になりました。コロナによって働き方が変わり、そして何より、自分にとって何が大切か、本当に必要なのかを立ち止まって考えられる、これまで人間が無意識に、無意味に壊してきた地球環境について、きちんと目を向ける機会にもなりました。私にとっては、この機会はある意味では良かったのではないかと思っています。
我が家で実践しているサステナブルなこと
数年前から「サステナブル」として我が家で取り入れているのは“フードロス”をなくすこと。6歳の娘にも食べ物を残さないようにとよく話しをしています。お腹いっぱい食べることができない子どもが世界にはたくさんいること、作ってくれた人に感謝をすること。すぐには理解できなくても、言い続け、大人がお手本を見せることで、それが当たり前になっていくと信じています。
離乳食ブランド『bebemeshi』を作った理由の一つに、食べ物を無駄にしたくないという思いがありました。いろいろな食材を子どもに食べさせてあげたいという思いから、たくさんの食材を離乳食用に仕込んでは冷凍庫に入れっぱなし。結局霜がはり、娘が食べてくれなくなって捨ててしまうハメに……。そこで食材の無駄をなくせて、ママたちにもベビーたちにも嬉しい離乳食ブランドを作りたいという思いが強くなり、ブランドとして立ち上げた次第です。
世界では毎年40億トンの食糧が生産されていますが、食品ロスを含めて食品廃棄物の量は毎年13億トン。約1/3は廃棄されているのが現実です。そういった事実を知り、できることからコツコツ続けることが大事だと信じて、これからも子どもと一緒に我が家の「サステナブル」を実践していこうと思います。
株式会社ベベジャポン代表
食育アドバイザー・ライター
平澤朋子