2020.11.04
おうちを整えることで自分のことも肯定的に捉えられるように #自己肯定感って、なに?
整理収納で考え方まで変わる
こんにちは、整理収納アドバイザーのnikaです。
子どもが産まれてから、物で溢れてしまったことがきっかけとなり、徐々におうちを整えるようになりました。それまでは溢れた物、汚れた部屋、うまく回らない家事によって、自分のおうちでありながら“暮らしにくさ”を感じ、「どうして自分はできないのだろう……」と自分を嫌になってしまう感覚さえありました。
それがおうちを整えることで、徐々におうちが自分の好きな場所に変化していったことは私にとって、とても大きな出来事でした! 自分のおうちが好きであること、安心できる居場所があること、自分の好きを大切にできることなど、おうちを整えることで、自分を肯定的に捉えられるようになったという気持ちの変化まであったのです。
家事と仕事と子育てと、今でもうまくできないことももちろんあります。つい先日も3日間洗濯物を畳むことができずにためてしまって、靴下やタオルも洗濯物の山からゴソゴソと探し出す結果に……。いざ畳もうと思ったらダイニングテーブルが驚くほど山盛りになりました(笑)。それまでの私なら洗濯物をためてしまったことに落ち込んでいましたが、おうちを整えるようになってからは「こんな日があってもいいよね」と思えるようになりました。
悩んでいた子どもの整理収納
自分の暮らしを変えてくれた整理収納について興味を持つようになり、本格的に学んでいく中で「整理収納で考え方まで変わる」ということを実感していた私は、子どもの物の整理収納についても興味を持つようになりました。
丁度その当時は子どもが保育園に通っている頃で、家ではあるだけのおもちゃをひっぱりだし部屋はおもちゃの海。どんどん増えていくおもちゃに片付かない部屋……。私自身「子どものお片付け」についての悩みがあったことから整理収納教育士というものがあると知り、子どもにお片付けを教えるための、整理収納方法や心理学を学ぶことにしました。
最初からできなくて当たり前
子育て中は子どもが「片付けてくれない」という悩みを持っている方は多いと思います。私も整理収納教育について学ぶまでは子どもに「片付けなさい!」とよく言っていたし、今でもついつい言いたくなってしまうフレーズです。
でも講座の中で「整理収納は学ぶもの」という言葉を聞いた時ドキッとしたと同時に、少し肩の力が抜けたことを今でも覚えています。最初からうまくできなくて当たり前。子どもが整理収納を身に着けるには、日々の暮らしの中で学んでいく必要があります。
小さなことでも褒めてあげたい
学ぶというと難しいことのようですが、実はすごく簡単! 整理収納をするとおうちが整って気持ちまでスッキリしますよね。きっと誰しも味わったことがある経験なのではないでしょうか? 子どもも同じく、どんなに小さな整理でも「できたね!」と褒めてあげること、「気持ちがいいね」と声をかけてあげること、それが学びであり成功体験に繋がります。この成功体験を積み重ねることで、それが子どもの自己肯定感にも繋がっていきます。
自分でいるもの・いらないものを判断すること、自分で選択すること、自分の“好き”がわかることなど、整理収納は自己肯定感を育むための絶好の学びです。また自分の“好き”を大切にできることは、相手の“好き”を大切にできることにも繋がります。自己肯定感を育てるというと難しいことのように感じてしまいますが、子どもの今日の「できた!」を見て、親は声にだして褒めてあげることだと思っています。
先日子どもが紙コップにイラストを描いてビー玉収納を作っていた時には、自分で収納方法を考えたことが嬉しく、子どもの成長を感じました。それと同時に、日々小さなことでも子どもに伝え続けることの大切さを実感したのです。
お母さんが幸せであること
とはいえ、時にはイライラしたり、感情的になってしまったりと、日々私もお母さんとして成長しなきゃ……と思うことが多くあります。そんな時は子どものできないことより、できたことに目を向けて子育てできたら、私自身の幸せにも繋がると思っています。
お母さんが幸せでいることは、子どもの幸せにも繋がるのですよね。うまくできない日があったって一日の終わりには「今日もお母さんはあなたのことが大好き」とぎゅっと抱きしめられたならそれでいい。
今子育てを頑張っているお母さん達や、肩の力がめいっぱい入っていた当時の自分にも伝えてあげられたらいいなぁと思います。