2020.11.10
今すぐ自己肯定感をアップする3つの方法#自己肯定感って、なに?
自己肯定感は誰でも高めることができる
ライフコーチとして一番多く受ける質問が、自己肯定感に関することです。「どうやったら自己肯定感を上げることができるか?」「自分の自己肯定感はどうしてこんなに低いのか?」「子どもは自己肯定感の高い子に育てたいけど方法がわからない」。不安な気持ちはよくわかります。私自身、結婚を機にアメリカに移住した当初、自分のことが好きではなく、自分はダメだなあと思っていて自己肯定感は底をつくほど低かったから。だから娘が生まれた時に「私のようになって欲しくない」と思ったのです。
でも子どもは親の背中を見て育ちます。もし親の自己肯定感が低ければ、子どもはそんな親の言動を見て真似します。それで「このままだと大変なことになる!」と自分の自己肯定感を上げるトレーニングを始めました。そして自己肯定感をはじめ、非認知能力を高めるコーチになることにしたのです。
自己肯定感は良いところも悪いところもある自分をありのままに認め、そんな自分に価値を認め、個性を大切にして自分を愛する能力です。愛する自分だからこそ、大切な価値ある存在だからこそ、何があっても前に進んで行く勇気と覚悟が生まれます。子育てにおいても、自分の人生を生きる上でも、自己肯定感を高めることは非常に大切です。そして自己肯定感は誰でも、いつからでも、高めることができます。でもそのためには超えなければならないハードルがあります。それは「完璧主義」を忘れること。
超えなきゃいけないハードル
私たちはどうして「自分はダメだなあ」と思うのでしょうか? どうして自分の良いところを素直に褒めてあげられないのでしょうか? それは「ダメ」「良い」の判断基準が「完璧」だからです。「できて当たり前」という「できる」ことが基準となっていると、100点という完璧だけが良くてあとは全然ダメ。完璧であるべき自分とのギャップからちょっとでもできないと「ダメな自分」は増えていき、完璧じゃないから「できる自分」を感じられません。完璧からの引き算だからどうしても自分に厳しくなり、本当はできていることもあるのに見えなくなってしまう。そうして自ら自己肯定感を下げる負のサイクルを作り出すのです。
もっと始末に悪いのは、自分にやっていることは他者に対しても自然と反映されてしまうことです。自分に対して完璧を求め、減点法で評価していれば子どもやパートナーに対しても同様のことをします。そうして相手の自己肯定感も低くしてしまうのです。
この負の連鎖、今すぐ断ち切りましょう。私たちは「完璧」だから自分の価値を認め、愛するのではありません。ちょっとのボロと一生懸命生きる自分だからこそ素晴らしいのです。私にはいっぱいボロがありますが、そんな自分が愛おしいです。あなたはそのままで素晴らしい愛すべき存在。良いところも悪いところも、「完璧」という基準からではなく、その時の精一杯で判断してあげましょう。そんな自分に対する姿勢は子育てにも反映されて、子どもの自己肯定感を高めることにつながります。
ここで完璧主義を捨て、自己肯定感を上げる3つのスキルをご紹介します。自分にぴったりと思うスキルを選んで実践してくださいね。
スキル1:鏡の前で「大好き!」
毎朝鏡の前で自分に向かって「私は自分が大好き!」と言います。まずは自分を大好きになる。自己肯定感アップはここから始まります。
スキル2:ダメな自分の愛し方
「ダメ」と思ったり失敗したりした時はすかさず「〇〇はできなかったけど、△△はできた自分」を見つけましょう。そして褒める! 自分の精一杯ですもの。それで良いのです。そうして完璧からの減点法ではなく、できた自分を感じる機会を増やしていきます。
スキル3:「すみません」を「ありがとう」に言い変える
ママになった途端、「すみません」の回数が増えたように感じませんか? だけど私たちは謝らないといけないことをそれほどしているのでしょうか? 「すみません」は言った瞬間自分を「ダメな自分」にします。これからは文面的に合っていなくても、とにかく全部「ありがとう」に言い変えましょう。どうしても仕事が抜けられなくてお迎えが遅れたら「ママを待っていてくれてありがとう」「遅れちゃった間子どもを守ってくれてありがとう」と。
3つのスキルで大好きな自分を発見し、完璧じゃないからこそ最高な自分の価値を認めていきます。「大好き!」も気恥ずかしいのは最初のうちだけです。「ありがとう」も言い慣れたら思わず口をついて出てきます。
大丈夫。あなただからできる。応援しています。