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2020.11.30

SDGs

編集長の部屋

子どもが生まれてから、本当の自己肯定感が身についた。#自己肯定感って、なに?

MOTHERS編集部にとっても「自己肯定感」は重要なキーワード

国連の友✖️MOTHERS編集部のデスクのSDGsコラム。
第一回目も、たくさんの方から「今まで知らなかったことに気づけた」「感動しました」「今日から子どもとやってみようと思えた」「すでに私もSDGsに関わっていたことに気づけた」などなど、たくさんの感想をいただきました。
そして、先日募集を終了したMOTHERS編集部第1期のエディター募集の応募でも、SDGsに関わることをママとして発信したいと書いてくださる方が多く、とても嬉しく思っています(想像を超える多数の方に応募いただきありがとうございます! ただいま、編集部一同、本気でじっくり選考させていただいております。お待たせしてしまいすみません!)。

MOTHERS編集部デスクのコラム、各自のインタビューでも多く出てきたのが
実は今回の「自己肯定感」というキーワードでした。
MOTHERS編集部のコンセプトの一つに、「自分自身をエンパワーメントできる」ということを掲げていますが、これはまさしく「自己肯定感」につながります。
最初に立ち上げの話をメンバーの皆さんとしている時にも、「自己肯定感」の大切さを皆さんそれぞれの視点でお話ししてくださり、やはり今私たちにとってとても重要なキーワードなんだなと感じて今回のテーマとしました。

「自己肯定感」という言葉自体は、最近メディアなどでよく目にしたり、聞いたりすることも増えてきたのではないかな? と思います。特に、教育の現場では子どもに関わる教育者は必須の知識として学ぶようになっているそうです。

「自己肯定感」ということを調べると、「自己肯定感を高めるには」「自己肯定感をあげる方法」などという本や、記事が多く出てきます。なんだかちょっと難しそうだけどタイトルからして、どうやら自己肯定感は高い方がいいらしい……??

さまざまな解釈・定義があると思いますが、調べてみると
「自分が自分であることに満足し、価値ある存在として自分を受け入れることができる」
「自分のことを価値ある人間である、大切な存在であると感じられる心」などに表現されることが多いかなと思います。

もっとシンプルに言ってしまえば
「自分が好き! 自分に自信がある! 自分、最高!!」みたいな気持ちを持っている人のことを言うのではないかなと私は考えます。

親であれば当然、自分の子には
「僕は価値ある存在なんだ!」「私って大切な存在だよね」「オレ(わたし)、最高〜!」と自分に自信を持って生きてもらいたいですよね。

でも残念なことに日本の子どもたちは世界の子どもたちに比べて著しく、自己肯定感が低いのです。これはさまざまな調査結果として出ています。

自分の自己肯定感が低かった理由は……

MOTHERS編集部を立ち上げたので、さぞ私は自己肯定感が高いでしょ? と思われがちですが、私自身の自己肯定感はとても低かったのです。
あまりにも低くて、本当に苦しくて、何度も自分なんている意味があるのかな? と悩むことが多すぎて。社会人になってからもそれが続いて、これじゃいけない! と思い、それこそ自己肯定感にまつわる本を読み漁り、努力し続けて、なんとか後天的に自己肯定感を上げてきたタイプです(今でも気を抜いたらポキッと心が折れそうになることも多々です)。

私の場合、なんで自己肯定感が低かったのかな? と考えると、一つは幼少期の経験が一つかなと。私は幼い頃からとても体が小さく、食も細い、運動も苦手、動作が遅いのでいつもみんなより1歩遅れて何かをしているみたいなタイプだったんです。今思えば、それも私の個性だったと思えるのですが、当時はお友達と同じにできない自分はダメなんだと思ってしまっていたんだと思います。
先生にも、「美里ちゃんはもう少し周りのお友達に追いつけるようにしましょう」と言われて、それを母が聞いて悲しそうにしているのがすごく嫌だったのを幼心に覚えています。
私にとって、比べられるということがとにかく苦痛で。
だから小学生になっても、あまり学校が好きではなく、いつも早く学校終わらないかな〜、家に帰って本を読みたいな〜と思っているような子でした。小学生の頃は友達と遊んだ記憶があまりないほど(笑)。

そんな自己肯定感の低い私が中学生で、“安室ちゃん”に出会い、女の子が強く生きるってかっこいい! 安室ちゃんみたいになりたい! と思い、ギャルに憧れました。
今思えば、ギャルって自己肯定感の塊のような存在ですよね(笑)。
中身は変わらず基本的には家が大好きなインドアガールだったのですが、外見にギャルの鎧をまとうことで高校生の頃はちょっとだけ自己肯定感が上がっていた気がします。
(とはいえ、ギャルなのに、基本は家に帰って雑誌を読むのが好きで一人で雑誌の企画を考えたり、ルーズソックスをいかに伸ばすかを研究していたりするのが一番落ち着く時間で。でもその経験が今の編集者という仕事の始まりになっています。)

そして、幼い頃からの夢だった「幼稚園の先生になること」を目指して大学に進学し勉強をしながらも、高校生で出会った雑誌の世界に魅了され編集者になるという夢を見つけ、編集アシスタントをするようになりました。
ギャルを経て、ちょっと自己肯定感が上がっていた時期だったので「私は編集者になる!」と当然のように思っていたのですが、就職活動では見事、希望の出版社に落ちてしまいました。人生の挫折を味わい、またもや自己肯定感が下がり続け……。

そんな時、新ブランドの立ち上げに声をかけていただきプレスとして仕事をすることが決まりました。でもここでも、私以外のメンバーはみんな中途採用でヘッドハンティングされてきたような、仕事ができる人ばかり。新卒なので当たり前なのですが、仕事が全く出来ない自分が嫌で、ここでも自己肯定感が下がる一方でした。

スーパーポジティブな夫と出会ってから努力をし始めた

でもそんな時に出会ってしまったんですよね、うちの夫に。
もうね、うちの夫は「自己肯定感」のMAXのような人。
なんでそんなに前向きで、自分を信じ続けられるのか?! と問いたいくらいにいつだってスーパーポジティブ。自分と違いすぎて最初はちょっと苦手でした(笑)。
だけどお付き合いを重ねていくうちに、こんな風に自分もなれたら人生楽しいんだろうなと思い、努力をし始めました。

でも当時の私は、まずは自分に自信をつけようと思って、そのベクトルが完全に「仕事」に向いて。とにかく仕事で結果を出そう!! と、まぁ今思い返すとよくやったなというくらいに不眠不休で働き詰めました。自己肯定感を高めよう的な本で言うと、このような「仕事ができる」という条件付きの自己肯定感はあまり良くないそうなのですが、でも当時の何もない私からすると多少なりとも仕事で成果を出せたと言う経験は、自分に自信を持つきっかけになりました。
アパレルプレスから始まり、その会社の新ブランドの立ち上げに関わり、途中からはデザイナーとしても仕事をさせていただき本当に多くの経験をさせてもらいました。でもやはりどうしても誰かと比べて落ち込む癖はなかなか抜けなくて、仕事で評価されている時はいいけれど、そうでない時は落ち込んでしまう……みたいなこともあり、自分への自信は日々、変わるという状況でした。

そこから、フリーのエディタ−になり5年間。それこそもう本当にとにかく働き詰めでした。学生の頃からずっと憧れていた、好きなファッション雑誌に携われるということがとにかく嬉しくて、そして早く一人前になりたくて。「寝る間も惜しんで」と言う言葉はこんな時に使うんだなと思うほどに、働いていました。
最初の頃は仕事の評価でぶれがちだった心もだんだんと、鍛えられてきたんです。

そして自己肯定感MAXの夫と結婚したことで、何か悩んだ時も夫に話すと、秒速で解決され、メンタルがとても強くなっていきました(笑)。でもこの時の私は、夫がいなくなったら私生きていけない……なんて言っていたので、何かに依存しながら自己肯定感を上げていたんですね。

そして結婚5年目で待望の妊娠・出産。本当に待ち望んでいた子どもだったので当然ここからは幸せしかない! と思っていたのですが、以前インタビューでも語っている通り、元々の心配性が爆発したのと、自己肯定感の低さが関係して、一人目の育児の最初の1年は今思えば、産後うつと呼べる状態にまでなっていたと思います。

育児って、自己肯定感が低いタイプからしたらもう本当に日々不安が尽きないことで。
育児の答えは一人ひとりによって全然違うし、育児の環境も、子どもの性格も全く違うんだよ〜と今なら言えるけど。
当時は、泣く・寝ない・人見知りが異常に激しい息子を抱えて、ありとあらゆる努力しても息子は寝てくれないし、努力しても息子はずっと抱っこじゃないといや〜、ママ以外は受け付けません〜だったのでもう完全にお手上げ状態。
それこそ、育児本も何冊読んだのかわからないほど読み尽くしても、息子には当てはまらず。
今までの人生、地道にただただ努力して何とか自分を奮い立たせてきた私からすると、完全に途方にくれていました。

息子は私を丸ごと受け入れてくれる存在

でもある日、本当にふと気づいたのですがそんな心が落ち込んで、自分に自信がない私を息子はただただ真っ直ぐに「ママ! ママ!」と追い求めてきてくれていたんですよね。
それこそトイレの中にまで追いかけるほどにママ、ママと(笑)。
「どんなママだって、オレは大好きだよ!」と言うメッセージとともに全力で私を追いかけてくれる息子を見て、「あれ? これは本当にすごいぞ。この子は私を丸ごとすでに受け入れてくれている!」と思ったんです。
自己肯定感の育て方でとても大切な「無条件で自分を受け入れる」ということですね。そういう存在がいるだけで、自己肯定感は強くなるそうです。私にとっての息子が、まさにそういう存在でした。それにふと気づいた時に、「あ、私この子のためにも本気で変わらないと」って思えました。そこから徹底的に自己肯定感ということを調べて、学び、本当の意味で変われたなと思います。

「自己肯定感の大切さ」をMOTHERS編集部全体のテーマとして掲げているのは、自分が低かったからこそなんです。
息子が私を変えてくれたように、自己肯定感はいつからでも高めることができると思うんです。

私が自己肯定感を上げるために日々心がけていること

私が日々、自己肯定感を上げるために色々と実践した中で効果があったものをいくつかご紹介します。

①「ごめんなさい」より、「ありがとう」を言う
ネガティブなタイプの私はついつい謝ってしまう癖があったのですが「ごめんなさい」を「ありがとう」に置き換えられる時はそうするように。これだけでもかなり日常が肯定的に変わります。

②「大丈夫」と呪文のように唱える
心配性がゆえ、ついつい不安になってしまうので。「大丈夫、大丈夫!」と口に出すだけで不思議なことに大丈夫な気になって、パワーが湧いてきます。私にとってはおまじないのような言葉。

③とにかく褒める! 自分も他人も
子どもたちにも、とにかく我が家は褒めます。こんなに褒めるのかってくらい常に褒めています。そのおかげか、うちの息子はスーパーポジティブで、自己肯定感はこれでもか! ってほど高いなと思います。もちろんまだ5歳、これからたくさん挫折することもあるだろうけど、今の彼は「俺はなんだってできるぞ!」と思って毎日を生きてくれています。そして自分にはついつい厳しくしがちなので、夜寝る前に「今日もえらかったぞ!」と自分を自分で褒めてから寝るようにしています。それだけでもかなりポジティブな気持ちになります。

④「大好き」をちりばめる
子どもにはもちろん、日に何回も「大好き」といいます。「大好き」って本当に魔法のようで、言うだけでこちらもHAPPYな気分になりますよね。あとは日常でも、このコーヒー大好き、この音楽大好き、ここの道大好きと、小さなことでいいので自分の「大好き」を見つけて、色々な場所にちりばめておくようにします。

⑤自分の機嫌は自分で取る!
これはママになってから特にですが、ママの機嫌次第で家庭の空気は変わります。ママがニコニコ元気だと、家族もご機嫌。ママがムッとしていて怒っていると、当然家族も元気がなくなります。でも、ママの機嫌なんて自分で取るしかないんですよね(笑)。どんなに疲れていても簡単にマッサージに行く時間も取れないし、何か面白いTVを見ようにも乳児期なんてまともに見る時間すらない。そんな時、自分の機嫌が良くなる簡単な方法をいくつか持っておくだけで、スイッチを切り替えられるのでは? と思います。

以上が私が日常で心がけていることですが、日々の小さなことでも私自身は大きく変わりました。少しでも参考になったら嬉しいです。

でも、先日ある人に、「自己肯定感が低いことは悪いことじゃないよ」と言われました。
「なんで?」と聞くと「だってそうして今まで生きてきたから、人よりとても敏感で、人の痛みもその分すごく良くわかるでしょ。だからあなたには心の底からの優しさを感じる」と言われて。

その一言で、自己肯定感の弱かった自分のこともなんだか好きになれました。
「自己肯定感」のことを知ろうとすればするほど、誰かの一言の重みをとても感じます。
自分の子どもにはもちろん、誰かにかける言葉はどうかその人の自己肯定感をプラスにするようなものでありたいと、より心がけるようになりました。

私たちの大切な子どもたちは、きっとまだまだ自己肯定感はMAXの状態。
どうかその芽を摘まずに、私たち親がもっともっと大きく伸ばしていけるように。
これからもそばでサポートしていきたいと思います。

編集長 小脇美里

MOTHERS編集部 編集長。

ファッションエディター/ブランディングディレクター。

ママたちの絶大な支持を集め、数々のヒットを生み出すヒットメーカーとして、経済界からも注目を集める。
令和初のベストマザー賞・経済部門受賞。
鯖江市顧問/SDGs女性活躍推進アドバイザー。2児の母。

MOTHERS編集部 編集長。

ファッションエディター/ブランディングディレクター。

ママたちの絶大な支持を集め、数々のヒットを生み出すヒットメーカーとして、経済界からも注目を集める。
令和初のベストマザー賞・経済部門受賞。
鯖江市顧問/SDGs女性活躍推進アドバイザー。2児の母。

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